Life with ...

ようこそ。ここは急性リンパ性白血病になった
やっつぁんの日記です。

since 2005.10.13.
Yacchan Diary

2006年 3月

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2006年3月31日(金)
DAY 36  別れと始まり 

 今日の一大イベントは、きのう急に決定したマルク!
 そんな生やさしいものじゃなかった。


 今日のマルクも胸から。2回目ともなると、もう慣れたもので先生との呼吸もバッチリ!すんなり終わった。
 結果がわかって方針を決めるのは夕方以降になるとのこと。それまでプレッシャー。。。

 今日の膀胱炎はこれまた酷かった。いや、膀胱炎らしくなってきた。
 1回の尿の量は少ない、頻尿、尿道痛、そして出血量も増えてきている。トイレの際の痛みは激しさを増して。。。だんだん心地よくなっているような気もする(笑)
 とにかく大変なのはかわらない。


 今日からセ・リーグも開幕!大好きな野球シーズンが始まる春!
 そんな始まりの日に限って、別れの知らせはやってきた。

 今日のマルクの結果が出た。

 中身はスッカラカン。


 結論だけ言うと

 生着不全。


 今後の方針も含めて先生から説明があった。
 前回したマルクのDNAレベルでの結果は95%が女性のものだったこと。つまり、前回のマルクをしたときにはしっかりさい帯血が骨髄に根付いていたらしい。
 でも今日のマルクではその細胞もほとんどいない状態になっていた。
 一度ついたさい帯血が消えてしまった原因は、ウィルスによる仕業 と もともとさい帯血自身が持っていた生着するチカラが弱かったということの2つが考えられるらしい。どっちもが運悪く重なって今回の結果に至ってしまった。
 これからまたさい帯血が生着してくるという可能性はほぼない。
 B型ちゃんとはここでお別れ。悲しいけどこれが現実。

 なんて言えばいいかわからんけど、
 それでも前に進むしかない。
 悔しい。だからこそ絶対に負けられへん、次に進むしかない。
 再移植!やってみせるしかない!
 絶対にB型ちゃんのカタキはとる!
 いま自分が生きている以上絶対にあきらめへん!
 絶対に元気になるまであきらめられへん!!

 もう一度これから始まる!

 WBC 50  PLT 2.9万  CRP 0.4  体温 37.2℃
 膀胱炎

2006年3月30日(木)
DAY 35  いろいろいろいろ考える

 今日は久しぶりにいろんなことがあったなぁ。

 朝から調子がよくって、ステロイドのおかげもあって2日連続で平熱スタート!
 食欲も絶好調で今日の食事は3食全部を完食した!!食事を丸一日全部食べきれたのは、実に1ヵ月半ぶりの快挙!ついつい嬉しくなって食事の終わるたびに看護師さんに自慢している自分がいた。
 薬の作用はあるとはいっても、ここまで回復してきてくれると気持ちもいい。
 ただ気持ちのよくないこともちゃんとあって、膀胱炎がきのうにも増して酷くなった。。。
 出血が酷くなっていて痛みも日に日に増している。痛み止めのおかげでふつうにしているときは気にならないけどトイレのたびに激痛&出血に悩まされる。
 痛いからってトイレをガマンすると治りが遅くなるからできるだけ洗い流しつづけるために利尿剤の量が増やされる。おかげでトイレに行く間隔が10分に1回以上になってしまう。。。これがごはんの時間も関係なくやってくるから本当に大変。早く治ってくれ〜(> <)
 
 春は出会いと別れの季節、実は今日で研修医の女医さんが最後。4月からは違う病院に移っていくらしい。
 本当ならこの頃には無菌室も出てて元気にお別れできると思っていたけど最後まで無菌室でお世話になった。
 最後の日くらい白血球上がってくれてるかなと思ったら今日もまた減って 30 になってた。ちょっと気まずかったけど先生は笑って 「そのうち絶対良くなるから頑張ってね」と気持ちのいい言葉を残してくれた。
 年も近くてすごい話しやすい先生やったから寂しいけど、新しいことに向かって進んでいくということはいいこと。もっと多くの患者さんに出会うためにこれからも頑張っていって欲しい。春の別れは嫌いじゃない、なんか始まりの気持ちのほうが強いから。
 それにどうやらやっつぁんの家から近い病院に赴任するらしいくて退院した後に挨拶にいけそうやらか別れって感じもあんまりしない。とにかく、いいさよならができて良かった。

 今日一番のお知らせは夜に待っていた。
 いつものように夜に主治医の先生がきてくれて「明日マルクをすることにしたから」 と急なキラーパスに驚かされた。
 理由はけっこう深刻やった。先生の意見は「ステロイドを入れても今のところ白血球にこれといった変化が見られない。明日マルクをしてみて前回のマルクよりも骨髄中の細胞数が減っていたら再移植も検討します」 とのこと。。。
 あくまでも最後の手段として 『再移植』 という言葉を言ったのだと思うけれど、予想もしていなかっただけにさすがに悩んだ。
 ひょっとしたら明日には、生着不全って判断されるかもしれない。。。
 移植は失敗!?B型ちゃんはあかんかったってことになる。
 いろんなことを考えてしまって不安になる。思考の連続、潰されてしまいそう、、、

 そんなこんなで、とんでもない爆弾をもらって一日を終えた。

 WBC 30  PLT 2.3万  CRP 0.4  体温 37.3℃
 膀胱炎

2006年3月29日(水)
DAY 34  

 今日の朝は久しぶりに平熱で目がさめた。ステロイド効果がさっそく出ているような気がして朝から嬉しかった。
 気分もよくて早起き!朝食もほぼ完食していい感じ。

 今日の白血球は 40 と横ばい。ステロイドを入れたからってやっぱりすぐに変化はしないもの。とりあえず3日間試してみてその経過を見て判断待ち。
 明日とあさっての採血はある意味楽しみでもありプレッシャーになる。でも良くなることだけを信じるしかない。
 それよりも今日一番の気がかりやったのが膀胱炎の経過具合、あいかわらず痛い。。。痛み止めもだんだん気休めになってきた。白血球さえ上がれば抗生剤と自然治癒力で十分に治るらしいから、B型ちゃんの頑張りをただただ願っている。

 話は変わるけど最近、角界が熱い!大阪場所で大活躍した白鳳が今日大関に昇進して大関がまた一人増えた。来場所は大注目の場所!
 ここ数年、外国人力士の台等で人気が低迷していると言われていたけど今回の大阪場所での盛り上がりはほんとに凄かった。千秋楽の視聴率が20%を超えたっていうからビックリした。
 朝青竜と白鳳の対決なんかモンゴルでは視聴率が90%を超えたっていうからこれまたモンゴルでの盛り上がりも凄い。今回はモンゴル人力士が騒がれたけど、千秋楽での日本人大関の頑張りも凄かった。栃東はあれで来場所も綱取りの可能性をつなげたし、角番に追い込まれて後のなかった魁王も最後に意地を見せてくれたと思う。来場所が本当に楽しみや!
 しかも新鋭も着実に現れてきていて十両には15勝全勝優勝したエストニア出身のバトルっていう外国人力士がいる。この力士も琴欧州みたいにスピード出世してきそうで本当に楽しみ。
 外国人力士というのが当たり前になってきたというよりも日本の相撲が世界レベルのものになってきたような気がする。
 まさに相撲界の国際化!ほんま角界のIT革命やぁ〜!(゜ ∀ ゜  )

 4月は野球、5月は相撲、そして6月はサッカーW杯!スポーツには当分ヒマすることがなさそうで嬉しいかぎり♪ ほんと今年はスポーツの当たり年やと思う。やっつぁんにとって今年はまるでスポーツの宝石箱やぁ〜!!(* ´ ∀ ` * )

 とまあこんな感じで、今日は一日ずっとスポーツのことばかりを考えて彦馬呂ボケした平和な一日やった。


 WBC 40  PLT 3.7万  CRP 0.7  体温 38.0℃
 微熱、膀胱炎

2006年3月28日(火)
DAY 33  ステロイド参上

 今日の闘いのゴングはきのうの夜からすでに始まっていた。
 夜中の2時過ぎに急に寒気を感じたと思ったらあっという間に発熱。39℃もあっさり超えて今日も闘いの一日が始まった。
 でも不思議なことに毎日38℃越えが当たり前になっているから、あっ久しぶりに熱出たなぁとしか思わない変に落ち着いている自分がいてちょっと怖い。ほんと何度も思うけど慣れって恐ろしい。。。
 熱対策もほんとスムーズ。いつものようにたっぷり汗をかく準備を整えてスタンバイOK!解熱剤が入れば朝にはすっかり熱は引いている。自分で言うのもなんやけど熱の対処法はもうすでにプロ化している( ^ ^ ;

 今日の敵はたくさんいた。
 きのうから気になっていた膀胱炎が勢力を増してきて、ついにはおしっこの出し終わりに血が混じるまでになってきた。出血性とまではいかないでも立派な膀胱炎。
 今は痛み止めでなんとかもっているけどあまりに酷くなってきたらモルヒネも出せるから安心してねと言われて、逆になんか改めて膀胱炎の恐ろしさを知らされた。モルヒネが必要になるくらい痛くなるん??

 熱にともなって酷かったのが体のむくみ症状。どんどん水分が体に蓄積されて顔がまん丸。お腹もパンパン。
 おかげで利尿剤の量が倍になった。でも、トイレの回数はびっくりするくらい増えるけど一回の量がしっかり出てくれるから尿道の痛みがすごい和らげられる。
 解熱剤と痛み止めと利尿剤はいまや欠かせない3点セットになっている。すごく心強い味方!

 闘う気持ちはこんなにあるけど、なかなか思い通りにことは進んでくれない。。。
 今日の白血球は 50 。本当に恥ずかしがりなさい帯血。ちょっと顔を出したらすぐにまた隠れる。いっつも振り回されている。。。ひょっとしてやっつぁんが相手にしているのは魔性の女か小悪魔!?敵よりもタチが悪いかも。
 白血球下がったことについて先生の説明では
 やっぱりウィルスが悪さしているか、薬の副作用か、体の中でさい帯血の白血球を敵とみなして攻撃してしまう抗体みたいなものができたかというのが結論。
 いずれにしてもこのまま様子を見ているだけだと骨髄の中の細胞までも攻撃してスッカラカンにしかねないので、最終兵器を投入することが決定した。
 その最終兵器というのがステロイド。ステロイドはある意味万能薬みたいなものでウィルスや悪さをしているやつらをやっつけてくれる強い味方らしい。
 ただ、欠点も持ちあわせていて使うと感染症の危険性がもの凄く高まるというリスクがある。さい帯血移植で一番の心配は感染症。死亡原因のトップにある。。。ステロイドはいわば もろはの刃 みたいなものだから、その有効性がわかってても先生は使用することを渋っていたらしい。
 ということで、思い切って今日の夜から点滴投与が開始された。ステロイドが救世主になってくれるか敵になるか空振りに終わるかはわからないけど、今できる最高の手段だと思ってやってみる。
 チャレンジやと思うけど、なにか前に進もうとしている感じがいまは嬉しい。

 WBC 50  PLT 3.6万  CRP 0.7  体温 39.7℃
 熱、膀胱炎

2006年3月27日(月)
DAY 32  意見って人それぞれ

 今日もかるく微熱で一日がスタートした。朝の検温はこれで5日連続37℃超え。
 平熱が37.5℃くらいになっているような気がする。。。
 一日2回朝と晩に38℃以上の熱が出ているから血培も一日2回やっている。
 こんなに熱が出ているけど体調はいい。人間の体って不思議。

 ちょっと気になることがあって、きのうの夕方くらいからトイレをした後の尿道の痛みが酷くなってきている。
 原因は膀胱炎らしい。症状としては頻尿と一回の尿の少なさ、そして尿道の激痛がある。出血とまではいっていないけど、これがまた四六時中ハンパなく痛い。しかもだんだん痛みが増してきている。膀胱炎がこんなに痛いなんて知らなかった。。。
 とりあえず今できる対処法が飲み物をたっぷり飲んでたくさんおしっこをして洗い流すことらしい。おかげでお腹は常に飲み物でタプタプ。
 今は利尿剤と痛み止めたっぷり使ってなんとか乗り切ろうとしている。

 夜になってこの間看護師さんに迷惑をかけた一件について、やっと婦長さんに会って話すことができた。
 会うまでに実に3日かかった。。。たしかに直接話をさせてもらうのに時間はかかったけど言いたいことは話したつもり。
 ただ、話をしてもわかりあえることはなかった。。。噂には聞いてたけど相当の頑固な方やった。わかりあえなかった理由の一つははお互いそれぞれの意見を強く持っているから。なんか立場が違う以上、通じない人にはどんなことを言っても通じないということを実感した。自分にどんな強い思いがあっても相手がどう感じるかは相手の自由、それをムリに自分の考えを強制して全ての人に対してわからせるなんてことは誰にもできない。誰もそんな権利をもっていない。悔しいけどそれは受け入れないといけない事実。

 相手に自分の思いが伝わらなかったことは残念な結果やったけど自分の意見はちゃんと言えたつもりからそれで満足。もうこれ以上とやかく言う必要はないし騒ぐことはない。
 それよりも今やるべき、大切なことは早く元気になること。
 よけいなところに大事な気力をつかってないでもっと大事なことにチカラ入れてがんばらな! といつも思いながら、また寄り道してしまうねんなぁ。。。笑
 とにかくのんびりやっていこう ( ^ ^ ;

 WBC 90  PLT 2.4万  CRP 0.4  体温 38.7℃
 熱、膀胱炎

2006年3月26日(日)
DAY 31  クリリーン生活

 今日鏡で自分の顔を見て、ドラゴンボールのキャラでいったら絶対にクリリンやなぁっと思った。ほんとそれだけ。
 でもドラゴンボール精神はこの生活においても大切なんじゃないかと思った。
 たとえ白血球が上がろうが下がろうが、熱を出そうが嘔吐しようが、何が起きても気分はへのへのカッパであること。
 そして最後にはチャラヘッチャラと余裕たっぷりかますぐらいじゃないと思った!
 ところで、へのへのカッパってどういう意味なんやろう。。。自分で言っててもよくわからない。

 今日の白血球(戦闘能力)は 80 。ゆっくりやけどちゃんと上がっている。横ばいでも上がっていたら嬉しい。
 熱はあいかわらず出ていて原因がよくわからない不明熱が続いている。
 体重もすぐoverするから利尿剤と解熱剤は両方とも1日2回は欠かせない。

 昼にいとこが来てくれてテレビカードを差し入れしてくれた。本当に助かります。
 しかもいとこの長男が高校受験に合格したといういい知らせもいっしょに連れてきてくれて元気がでた。
 今度はやっつぁんがいい知らせを届ける番!じっくり焦らず頑張らねば!

 今日は一日いい天気だったみたいで桜もちらほら咲き始めているらしい。
 この部屋からはまだまだ桜の様子は見えないけど
 いまからすでに桜を見るのが一番の楽しみになっている。


 WBC 80  PLT 1.7万  CRP 0.6  体温 38.1℃
 微熱

2006年3月25日(土)
DAY 30  クリーン生活

 今日で区切りの30日目。きのうの夜に先生から骨髄のお墨付きをもらってからは気持ちが落ち着いている。
 ここ最近、体調がいいのに加えて食べることが苦にならないようになってきたことが実は大きい変化。今までムリしてでも何かを口にしておこうと思って食べていたけど今ではある程度食べれるくらいまで回復してきている。いいことや。
 ほんとにマイペースな白血球の上がり下がりに今まで振り回されてきたけど、拒絶の心配がないとわかってからは気持ちはおまかせ状態。遅くたってこのコはさいごにはやってくれるはず。気長に待ってあげることにした。
 ここのクリーン生活も慣れるしかない。
 缶製品ならなんでも持ってきていいからいろんなジュースを試している。今のマイブームは「大阪生まれのみっくちゅじゅーちゅ」というミックスジュース。これ関西限定なんかなぁ。すきっ腹に薬を服用しても胃が痛くならないから食欲がないときには胃にとても優しい飲み物。他はピーチ果汁たっぷりの「ネクター」、今このジュース探してもなかなかみつからへんねんなぁ。
 それだけでひたすらガマン。

 今日のはっけっきゅうは 70 。ちょっと前進。
 完全無菌室にやっつぁんよりも2週間後に入ってきたお隣さんのおじさんが今日同じ白血球数だということを知った。
 おじさん(お兄さん?顔を見たことがない)は骨髄移植らしいからどうやら出るのが先を越されそう。ちょっと複雑やけどマイペースをつらぬくだけ。

 今日はかるい発熱があったものの、のんびりできた一日やった。

 WBC 70  PLT 2.7万  CRP 0.6  体温 38.3℃
 熱

2006年3月24日(金)
DAY 29  胸骨マルク

 今日の一大イベントは初となる胸からのマルク!
 白血球の上がりがイマイチなのでより骨髄の多く取れる胸骨からすることになった。
 移植前から28日目が過ぎたころにマルクをすると聞いていたから覚悟はできていたけど胸からなんてやったことがない。もの凄く緊張する!いろんな人から聞いてきたけど腰より胸のほうが断然痛いって聞く。そのため朝からちょっと憂鬱モードに入っていた。
 そしてお昼になって、いざ胸マルク!やるのは30代の男の先生。髪型は東野こうじに似てて見ていておもしろい先生(^ 皿 ^ )
 まずイソジンで冷やーとして、シートで顔を完全にシャットアウト、マルクをする光景を見たくないから自ら希望したこと。そして麻酔を2,3回。
 「じゃあ行くよー」の合図でグサッ!「次は抜くよー1、2の3!」で、イテテテテ!!
 感想は、、、腰からよりも3倍痛かった。でも終わってみればこれからはどっちから採ってもいいような気がしてきた。
 今日のマルクでわかることは、今の段階でどれくらいの細胞数があるかがわかる。そして数日かかるDNAレベルの検査で今ある細胞が元の自分の細胞(男)が多いかそれともさい帯血の細胞(女)が多いかがはっきりする。一応今も血中に好中球があるからさい帯血が根付いていると思われるけどもそれがはっきりわかるらしい。

 今日は自分のわがままがきっかけとなって担当してくれた看護士さんに迷惑をかけてしまった。。。
 もうかれこれ完全無菌室に入ってから1ヶ月がたって、今日も白血球が上がっていなかったためもあって朝から気持ちは沈んでいた。
 と、そこで気分転換に友達に電話でもしてみようと思った。でもみんなの番号がわからない。何人かは紙に控えていたけど他の多くの友達の連絡先は携帯のみぞ知るという状態やった。
 ちなみにこの病院では携帯を持ち込むのは完全に禁止。そこで思い出したのが以前使っていた携帯!入院前まで使ってたからメモリーはバッチリなはず。あれならもう契約していないから電波は出てないし心配もない。こりゃ問題なしや!と思って、そのとき担当だった看護士さんに持ってきてもいいか交渉してみた。
 「自分では判断できないから婦長さんに聞いてくる」とのことで待つことに。電波さえ出ていなかったらゲームボーイのようなものやからいけるやろうと楽しみに待っていた。
 でも婦長さんの答えはNo!!なんで? 「電波が出ていなくても携帯が放つ電磁波は怖いから」との報告。
 なにっ!そんな説明納得できへん。と直談判に踏み切ることにして、暇ができたらでいいから婦長さんを呼んでとお願い。
 頼みに行って帰ってきた看護士さんが言うには「ダメなものはダメやから言ったらわかるでしょ」との伝言のみ。。。
 いやそうじゃなくて婦長さんと話がしたいわけで、なんで来てくれへんの??全然こっちの気持ちが伝わっていない。この時にはもう携帯のことなんてどうでもよくなってて、来てくれないことに疑問を感じてた。

 再度その看護士さんに頼んで、来れる時にでいいから婦長さんと話をさせてとお願い。
 また戻ってきた看護士さんは伝言のみで、「携帯がダメなのはわかってて無菌室に入ったし、今さら話す問題じゃないでしょ。だから行く必要はない」とのこと。これを聞いて全然こっちの言いたいことが伝わっていないことに腹が立って、間に入って話をしてくれてた看護士さんに向かって怒鳴ってしまった。そのコは全然悪くないのに。。。
 話ができる時間があったのに2回も断られた。婦長さんはいったい何者?
 自分のわがままから始まったことはたしかにわかってた、でも患者が話をしたいと言っているのにそれを相手にしないのってどうなん。これがこの病棟の患者に対する看護なんってさえ疑問に思えてきた。


 この日は結局、婦長さんが来ることはなかった。
 なんか、婦長さんとすごい距離を感じた。

 夜になって先生がやってきて、マルクの結果を教えてくれた。
 骨髄の細胞はちゃんとしているからこれから少しずつ増えてくるはず!まず生着不全の心配はないって!
 ほんとそれを聞いて安心した。朝からずっとたまっていたいろんなイライラが和らいだ。
 血中の白血球が下がっているのは、服用していた薬のせいかウィルス感染が原因らしい。どっちも確かな証拠はないけど今はその2つが怪しいとのこと。

 やっつぁんのこの主治医の先生は毎日欠かさず夜に来てくれる。一番の責任者でありながら本当に患者さんのことを思ってくれている先生。あっ、東野りーとは違う先生やで。
 夜になるとあたりまえのようにいつも来てくれてさらっと帰っていく。ただそれだけやけど、それだけで救われるときがある。今日がそんな日やった。
 今度、今日担当してくれた看護士さんに会ったら今日迷惑かけてしまったことを素直に謝りたいと思う。そう思わしてくれたのも先生のおかげ。
 一日どんなことがあっても最後に先生がやって来て、どんな話でも聞いてくれていつも気持ちをリセットしてくれる。
 本当にいい先生にめぐり会えたと思う。
 だから、これからも明日からも頑張れる。


 WBC 50  PLT 1.7万  CRP 0.7  体温 38.1℃
 微熱

2006年3月23日(木)
DAY 28  移植後1ヶ月が経ちました。

 今日で移植してから4週間、2月の移植だったので丸1ヶ月が経った
 体調はあいかわらずいい感じ♪どこも痛くもないしいたって健康体!気分も良くて久しぶりに友達に手紙を書くことにした。
 この手紙って不思議でもらうのは嬉しいけど返事を返すとなるとけっこうなめんどうな作業。でもそれって思い込みからくるものであって、いざ書き出すとけっこうハマる!
 書いてて思ったけど返事を書くヒマなんかないとか、また今度って思っているうちは絶対に返事なんて書けない。要はやるかやらないかの問題。これってどんなことにおいても通じると思う。
 なんとなく買った本が途中であきらめて読めていなかったり、借りたDVDを見よう見よう思いつつ時間だけが過ぎて返してしまうことがある。これも全部同じことやねんな。
 さいごまで読まれなかった本や映画はその瞬間、駄作になってしまう。
 人間やるぞと思ったら最後までやり遂げることが肝心!今できることを今やらない人は1年2年経ってもできるはずがない!
 今やれることをやっていきたい。
 ということで、今日は手紙をいっぱい書きました(´ ∀ ` )
 メールの返事はもう少し待っててね。


 世間はWBCフィーバーで野球が盛り上がりを見せているけど、やっつぁんのWBC(白血球)の盛り上がりは今ひとつ良くない。
 今日の採血結果で白血球は 60 。また下がっちゃった。ここにきての白血球の減少ははっきりいって精神的にこたえる。。。10日前の数字に逆戻りなんてねぇ。どう気持ちの整理していいかわからへん。
 夕方に詳しい採血データがわかって見てみると分核はしっかりしている。好中球も70%を占めていて条件は悪くはない。ただ白血球の数が伸びないだけ。ただそれだけ。
 先生が言う6週間まであと2週間もあるし最後まで諦める気はない!人より遅くてもこのさい帯血はきっとやってくれるはず、B型ちゃんはこんなもんじゃない。
 ここが頑張り時やと思ってまだまだ頑張る!どうせただ待つだけやから根気良く待ってやる!長期戦覚悟で待ってやる!

 白血球は上がっていないけど4週間も経過するとやるべきことだけがきちんとやってくる。
 ということで明日の昼にマルクをやることになった。この病院では一応データとしてみんな4週間経ったらやるらしい。
 しかも明日のマルクは初となる胸から!!まだ生着していないからまだ腰骨は骨髄がスカスカの可能性が高いからよりたくさん取れる胸骨からやることになった。
 やるのは男の先生。説明によると先生にとっては胸からの方がやりやすいらしい。ウワサでは腰から採るより100倍痛いって聞くから今から緊張。。。
 でもやるしかない。

 夕方に姉がマンガ(20世紀少年)と飲み物を差し入れに来てくれた。
 今日はとことんクリーンルーム生活のグチを聞いてもらって少し気が楽になった。
 なんだかんだ言っても、もうしばらくこの部屋にい続けないとだめやからもう何にも考えへんことにした。テレビが見放題やしこうなったらとことん居座ってやることにした。
 こんなところで気持ちで負けてたまるかぁーー!


 WBC 60  PLT 3.1万  CRP 0.6  体温 38.3℃
 熱

2006年3月22日(水)
DAY 27  待つだけ

 きのうめでたくこのHPの訪問者数が1万人を突破しました!!
 正直、最初なんとなく始めたときはこんなに多くの人が訪れてくれるようになるなんて思ってもいませんでした。
 多くの人に支えられてこのHPを続けることができているんやなぁっていつも実感します。これからも頑張って続けていくつもりなのでどうかこれからも暖かくかつ気軽に見守ってやってください(^^)

 今日は一日雨だった。
 採血結果を聞くのが不安で不安で、今日もまた白血球が下がっていたらどうしようかと思っていた。
 明日で移植してから1ヶ月がたつ。このクリーンルームでの生活も相当な長期戦になってきた。先生が言うには
 「さい帯血移植ではたびたび一時的に数値が下がることもあるんだよ。ひょっとしたら生着するのに6週間かかるかもしれないね」
 あと2週間もこの生活を。。。ほんとこんなに長くなるなんて思ってもなかった。
 体調はかなりいいのに生着のしらせだけはやってくる気配すらない。
 あぁカップラーメンが食べたい!アイスが食べたい!ファーストフードが食べたい!コンビニのおにぎりが食べたいなぁ。。。

 昼過ぎに採血結果がわかって、今日の白血球は 100 になっていた。
 ちゃんと増えている!減っていない!
 ひょっとしたらあのまま消えてなくなって生着不全になるんじゃないかと覚悟していたぐらいやったから、ほんま安心した。まだB型ちゃんは頑張ってる!

 ガマンの日々は当分続きそう。

 WBC 100  PLT 1.9万  CRP 0.7  体温 38.3℃
 熱

2006年3月21日(火)
DAY 26  野球大好き!

 今日の目覚めはきのうの教訓もあって攻撃的やった。
 起きてすぐ体重を計って、朝一番に来た看護婦さんにはこっちから先に おはようの挨拶!相手が言わないならこっちから先に言うことにしてみた。

 とにかく今日の一番は誰が何をいってもWBCの決勝戦!!
 日本の相手はキューバ!
 そして、ついについに日本の野球が世界のヒノキ舞台のてっぺんに立つときがきた。大好きな日本の野球がこんなに多くの人にいま注目されている。
 日本スゴイスゴイ!!韓国戦の敗戦からまさかの準決勝進出、どん底からの優勝。ほんとすごいで。。。あらためて野球がほんと好きやなぁと思った。頑張ってみんなに元気をくれたチームJAPANに Good Job!!

 気持ちはずごくいいのに体調も絶好調やのに、白血球がまた下がってしまった。。。
 今日は 70 。。。 どうしたんやろうなぁ。ここいらで一休みしてるんかな。
 白血球のがんばりを信じるしかない。
 がんばれがんばれ白血球!!がんばれB型ちゃん!


 WBC 70  PLT 3.6万  CRP 0.7  体温 37.4℃

2006年3月20日(月)
DAY 25  がまん

 今日も目覚めがよかった。めずらしく6時半ぐらいに目が覚めて気持ちよく起きれたはずやった。起きるとちょうどのタイミングで看護婦さんがきて、おはようと言われるよりも先に「体重はかった?」と聞かれて一気に気分が悪くなった。
 朝さいしょに顔を合わしたらまず「おはよう」の挨拶やろ!!それにベッドからまだ一歩も動いてない人に向かって最初に聞くのが「調子はどう?」とかじゃなくてなんで体重なん!?こういったことは今回だけじゃない。ここの病院のこの病棟は管理することにとらわれ過ぎてるところが多くある。もっと大事なことってあるはずやのに。。。全ての看護士さんがそういうわけではないけどどうしても前の病院と比べてしまう。
 そんなことでイライラしている自分が嫌になって、その時はそのまま二度寝した。

 昼過ぎになって気分も回復♪調子も良くてシャワーを浴びていると大きな咳をしたところ急に吐き気に襲われて3日ぶりの嘔吐。
 胃の調子はなかなかもどってこない。ムリはしない程度に食事してるつもりやけど難しいもんやなぁ。

 夕方に今日の採血結果を聞いてビックリ!
 白血球が 90 まで激減!!きのう300近くやったのに今日は100足らず。。。たまに減ることもあるらしい。
 それを聞いてからおかげで今日一日ずっと頭の中で 『365歩のマーチ』 が流れていた。。。
 「300進んで200下がる〜♪」
 ただただガマンの日が続く。


 WBC 90  PLT 2.6万  CRP 0.7  体温 38.0℃
 熱

2006年3月19日(日)
DAY 24  思い出すこと

 今日はもちろん昼からテレビにかじりついてWBC観戦!
 試合はこれまでのうっぷんを晴らしてくれる日本の勝ちっぷりにスカッとした(^^)福留が打った時の騒ぎ声が相当うるさかったみたいで看護士さんに注意されてしまった。
 決勝はアマ球界最強の国キューバ!投手力の安定している日本が負けるはずがない!ここまで来たら世界一目指して頑張って欲しい。

 最近明け方寝ているときにに凄く汗をかく。
 夜に熱が出ているから解熱剤が効きだす真夜中から明け方に汗をかくのは当たり前やねんけど、それにしてもすごいかきっぷり。
 同時にかなりの頻尿になる。
 だから朝の体重と夜とで2キロぐらい違ってくる。不思議なカラダ。。。

 体調は日増しに良くなってくる。
 特に気になった症状といえば、横になっているときの呼吸のしにくさとむくみ感と骨の痛み。全部白血球が上がってきている証拠☆
 B型ちゃんがその気になってきたんかも(^^)

 ふと日付を見て思い出したことがひとつ。
 思い出したきっかけは明日でいかりや長介さんの3周忌というコマーシャルを見て、もう2年も経つんやなぁと思いながらももっと大事なことを思い出した。
 今日は母の命日。ちょうど10年になる。もともとずっと入院していた母、覚えている元気なときの姿はほんとわずか。
 10年経ってまさか今度は自分が命をかけて入院しているなんて思ってもみなかった。あの時のことを思い出すと、もっとこうしてあげれば良かったとかなんでもっと会いに行ってああげんかったんやろうとよく思う。
 今はなんにもしてあげられないけど、こうやって思い出してあげることはできる。
 今はお線香をあげることやお墓参りをすることはできないけど、思い出すことが今の精一杯の供養。

 そんなこんなで、早く元気になっていろんな人にお礼がしたいと思った一日やった。

 WBC 290  PLT 2.8万  CRP 0.7  体温 37.6℃
 骨の痛み

2006年3月18日(土)
DAY 23  

 ごはんが少しずつ食べれるようになってきた。
 きのうの夜に丸2日ぶりに食べ物を口にしてからずっと食べれている。まだ量こそはわずかやけど無理なく食べれるようになってきたのは大きな進歩。

 今日も体調が良くて久しぶりに一日中起きていた。
 白血球もすこしずつ上がってきているし本当にいい感じ。熱も出てなくて申し分ない。
 と思っていた。
 でも夜の検温で熱を計ってみると38.7℃!!んなあほな!熱い感覚なんて全然なかったのにけっこうな高熱を出してることにびっくりしてしまった。からだ熱に慣れたんかなぁ。。。

 明日は昼からWBC日韓戦!今の楽しみはほとんどスポーツが占めているから絶対明日もテレビにかじりつくつもり!
 主審はまたあの審判が勤めるって噂もあるけど、とにかく日本の野球がまた観れることが楽しみ。ガンバレガンバレ日本!


 WBC 230  PLT 3.2万  CRP 0.7  体温 38.8℃
 高熱

2006年3月17日(金)
DAY 22  

 スポーツって不思議。日本が準決勝に進んじゃった。。。
 きのうの負けでもう日本のWBCの闘いは終わっていたはず。アメリカが負けるなんて思ってもみなかった。
 あれだけ開催国のアメリカが優位に進めるように組んでも、また誤審があったのにも関わらず負けるなんて。これがあるからスポーツは最後までわからない。
 せっかく残ったのだから運も実力の内という気持ちで切り替えて、日本にはぜひ頑張ってほしい♪
 3度目の正直となるか、2度あることは3度あるか。日曜が楽しみ!

 今日は昼過ぎに姉が来てくれてケツメイシのDVDを買ってきてくれた。
 今日はきちんと顔を合わすことができて話相手になってもらった。
 姉から聞くのはめいっこの話ばかり。もう3才になって立派なバカ園児をしているらしい。早く元気になってまた会たいなぁ。

 さっそくもらったDVDを観ることにして、もう最後のほうはくったくた。。。
 内容なんてほとんど頭に入らず完全にお疲れモード。観たい映画やDVDは体の元気なときに観るべきやねんなぁとちょっと後悔した。

 ここのところ体調が良くなってきただけじゃなく、免疫抑制剤にもだんだん体が慣れてきて前ほどしんどくなくなってきた。
 以前その影響力は計り知れないパワーをもっているけど人間なんでも慣れてしまうことに驚き。
 夜にちょっと熱が上がったけど今日も悪くない一日やった。

 WBC 190  PLT 3.2万  CRP 0.6  体温 38.2℃
 微熱

2006年3月16日(木)
DAY 21  3週間が経ちました。

 あーあ、野球負けちゃった。
 韓国強いなぁ。。。 でも、正々堂々とやって負けたから、よく頑張ったと思う。

 気がつけば移植してから3週間。一日一日は長かったけど毎日積み重ねていくと、それなりの時間に思えてくる。
 まだ生着はしていないけどちゃんと前に進んでいる。
 B型ちゃんの気ままに身をあずけるだけ。少しくらい急いだっていいねんでと毎日言い聞かせてるつもりやけど変わらずマイペースをつらぬくみたい。
 先生は、実に標準的な白血球の伸び具合と言っている。それを聞いてちょっと安心。

 そういや訪問者の数が1万人に近づいてきている。常々ありがとうございます。
 生着するのが早いか、1万人が先か どっちにしてもやっつぁんにとって嬉しいニュース☆

 今日も一日体調が良くて穏やかな一日やった(^^)

 WBC 140  PLT 2.7万  CRP 0.4  体温 37.9℃
 微熱

2006年3月15日(水)
DAY 20  

 今日は上機嫌。日本が勝ったから♪
 嬉しくなって体調もいい感じ。でも同時に疲れて中継後はほとんど一日中寝てた。

 シャワーに入っているときに姉が来てくれたみたいで、飲み物とマンガだけが病室に残されていた。
 せっかく来たんやから少しくらい会ってってくれればいいのに。。。でも差し入れには感謝感謝。

 ほんと穏やかな一日やった。

 WBC 150  PLT 3.6万  CRP 0.4  体温 37.4℃
 微熱

2006年3月14日(火)
DAY 19  利尿剤

 今日は久しぶりに熱の落ち着いた一日やった。
 夜も寝れて気持ちいい朝。外は2日続けての寒波で雪が降っていたそうやけどやっつぁんの体の調子はよかった。
 でも元気がない。きのうの野球のことを今日も引きずってしまっている。ほんとに悔しい。

 白血球は 100 。先生の言ったとおりこのまま横ばいしていきそう。
 でも白血球の中身はちゃんと種類が増えていて、好中球の割合も7割を占めるまでになったらしい!
 はたから聞いていたらよくわからないこと言っていると思うけど、ますますいい兆候が出てきているっていうこと♪
 じわじわ〜じわじわ〜!頑張れ白血球!

 心配ごとといえば、先生に出血性膀胱炎の疑いをかけられたことぐらい。
 トイレをしたときに最後にちょっと痛みがあると言ったら、『さい帯血の場合なりやすいんだよね〜』って。そんなこと初耳!エンドキサンを入れるときにあんなに頑張って予防対策したのにこんなに簡単になるん??っていうのが感想。汗もおしっこも出にくい体になってしまって今頼れるのは点滴から落とす利尿剤だけ。。。
 先生がいつもより多めに水分を取ってくださいというから朝からがぶ飲みしていたらそのまま体に貯まって再び利尿剤。ここのところ毎日利尿剤。むくみと膀胱炎を防ぐために利尿剤は今日も活躍する。

 夕方になってふとヤフーのスポーツ情報を見てみると、WBCで韓国がアメリカに勝ったというニュースを発見した!

 それを知ったとたん昨日からずっと続いていたモヤモヤ感が吹き飛んで元気が出てきた!
 詳しい内容はよく知らないけど、李スンヨプが4試合連続となるホームランで大活躍しているらしい。国をかけたときの韓国のスポーツの強さにはたびたび驚かされる。。。
 日韓W杯のときもそうやったし、今回の快進撃はただものじゃないかも。同じアジアの国が頑張っているんだから、日本も明日のメキシコ戦で何がなんでも勝つ気で頑張って欲しい!!
 明日も朝の9時から野球だぁー!

 WBC 100  PLT 3.6万  CRP 0.5  体温 37.6℃
 微熱、尿道痛

2006年3月13日(月)
DAY 18  不機嫌

 今日は朝からテレビに釘付け! そして、一日中機嫌が悪かった。
 原因はどちらもWBC「日本 対 アメリカ」の一戦のせい。
 途中までほんといい試合やった。1点を争う好ゲーム。でも一つのミスジャッジのせいで全てが台無しにになった。
 がっかりというよりも一気に冷めてしまった。。。もともと問題の多い大会やったけどやっぱりアメリカのための世界大会というのが感想。
 国際試合なのに、主催がアメリカ。本塁審判がアメリカ人。しかもマイナーリーグの審判。アメリカがほぼ確実に決勝にいけるようなグループリーグ構成。サッカーなら組み合わせ抽選会がちゃんとあるし国際協会のFIFAが運営・管轄している。
 ほとんど手探り状態で始めた大会なのだから今後W杯のようにひろく発展させていけるかは今後の運営側の努力とチカラにかかってくると思う。
 観る人が純粋に自分の国の活躍に一喜一憂して楽しめる そんな大会にしていってほしい。
 でも、まだメキシコ、韓国戦が残っている!!頑張れ日本!さいごまで応援し続けるぞぉー

 今日はそんな感じでずっと不機嫌&脱力感でいっぱいやったけど採血結果は良好やった♪
 白血球が 100 。やっと三桁まで回復してきた!これからは一気にあがる人と1週間くらい100付近を横ばいしてからぐぐっと上がる人がいるらしい。
 やっつぁんの場合先生の経験から言ってもたぶん後者の方みたい。今ぴったりな擬態語はジワジワ、早くググっと上がってきて欲しいな〜

 WBC 100  PLT 2.9万  CRP 0.5  体温 38.1℃
 熱

2006年3月12日(日)
DAY 17  熱

 ここのところ当たり前のように夜中に熱が出ている。
 きのうの夜も抑制剤がおわる12時過ぎから熱との闘い。
 久しぶりの39度越えも、なんかだんだん熱に慣れてきた。解熱剤が効いて熱が下がる明け方ごろまでほとんど寝れない。寝ているけど寝れていない。
 相手は強敵!気が付けば朝の抑制剤の時間になっている。
 でも悪いことだけでもない。とにかく一日の過ぎ方が早い。熱に悩まされている分だけ気が付いたら時間が経っているという感じ。それだけが救い。

 夜も9度近い熱が出て体はほんとにくったくた(**)
 こんな時でもいい知らせはちゃんとやってくる。
 白血球にまたまた変化があった!
 80 ! 土日の採血では目視までできないから好中球が出始めているかまではわからないけどいい兆候♪
 先生も明日上がっていたら本物だねって言ってくれている。
 すこしずつやけど、ちゃんと前進している。

 さいごにスポーツの話!
 名古屋国際女子マラソン。
 優勝したのはマラソン10回目の挑戦にして初優勝の弘山晴美。この人は今までずっと悔し涙を飲んで頑張ってきた選手。コーチを務める夫の勉さんといっしょに夫婦2人3脚でずっと頑張ってきた。
 もともとトラック競技の一線で活躍していた選手でマラソンに転向してからもその強さは変わらなかった。レースではいつも上位に名を連ねて強かった。でも、勝てなかった。マラソンではどうしても勝てなかった。
 それでも勉コーチとずっといっしょに諦めずに頑張ってきた。ようやく勝ち取った栄冠。レースが終わって勉コーチを見つけたときの表情と抱き合っている場面はなんともいえない嬉しい気持ちにさせられた。
 弘山選手を語る上で欠かせないのが00年の大阪国際女子マラソン。競技場に入ってきてから逆転され1位と2秒差の2位となった大会。当時、タイムでは他の選手よりも上まっていたが勝負に勝てなかったことが原因でその年のシドニー五輪は選出されなかった。
 その時の会見で『マラソンの神様は私には微笑んでくれないんですね』と語ったことは今でも印象的。
 苦労を知っているだけに見ていてとても感動させられた。37才で初優勝、スポーツの感動に年齢なんて関係ないねんなぁとつくづく教えられた。
 明日も朝からスポーツ!WBC2次リーグ「日本 対 アメリカ」 早起きして見ないと♪


 WBC 80  PLT 2.0万  CRP 0.4  体温 39.5℃
 熱、ほてり、嘔吐

2006年3月11日(土)
DAY 16  ほてり

 きのうはまともに寝れなかった。
 夜中、あまりの全身の熱さに飛び起こされた。原因は免疫抑制剤。どうやらきのうの夜の分から値を上げたみたいで、今まででも一番のほてり感と熱に襲われた。
 たぶんずっと続いていた熱もいっしょにあがってきたせいもあって特別ひどかったんやと思う。
 おかげで解熱剤を入れる明け方までほとんど寝れんかった。。。

 熱がおさまっても気付いたら朝の9時になってまたほてりとの闘い。
 また熱がぶり返してきて夕方まで熱に悩まされた。
 唯一体を休めることができたのが夜の6〜9時ごろまで。そしてまた夜の抑制剤がやってくる。

 看護士さんや先生と話す気力もないけど、今が頑張りどころ。
 負けん気だけはずっともって頑張っている!

 WBC 40  PLT 1.6万  CRP 0.6  体温 38.6℃
 極度のほてり感、熱

2006年3月10日(金)
DAY 15  兆し

 熱はあいかわらず。明け方に一度37.0℃まで引いたと思ったらまた8℃近くまでぶり返す。
 でも、なんかそれがちょうどいい。
 そんな感じがうまい具合に時間を進めてくれている。

 今日は採血が3回もあった。
 まずは毎朝日課となっている朝の採血。次に免疫抑制剤が入れ終わって血中濃度がマックスの12時に2回目。さいごに熱がぶり返してきたせいで血培に出すための3回目。
 だいだい採血をとる場所は決まっていていつも同じとこから採る。今日は3回もとられてアルコールにやられて最後のほうにはかぴかぴになっていた。

 白血球にすこーしだけ変化があった!数が 40 に上がっていた。
 目視で見てみると今まで1種類しか見当たらなかった白血球の種類が2種類に増えたらしい。先生は、これはいい兆候と思ってもいいって!
 でも好中球はまだ出てきていないからまだまだ油断はできないとのこと。
 少しずつやけど生着へと近づいてきたのがわかったいい一日やった♪

 WBC 40  PLT 3.0万  CRP 0.7  体温 37.8℃
 熱、火照り感、食欲不振

2006年3月9日(木)
DAY 14  いい感じ

 今日も朝から熱との闘い。
 38℃近くまで上がった熱が体にこもるような感覚。原因はTBIの影響であいかわらず汗が出ないため。
 食欲もなく、朝と昼は口にしたのはウーロン茶だけ。

 白血球は今日も 20 で根比べの日々が続いている。
 でも、熱のほかに症状がとても軽いから気分はそんなに悪くない。
 というよりむしろ熱のおかげで時間の経過が早く感じれてちょうどいいぐらい♪

 夜になって解熱剤が効いてきたせいかすっかり健康体になった!
 白血球こそないけどこの体調の良さは前処置を開始する以来の絶好調っぷり。
 めっちゃいい感じ!
 これには原因があって、朝昼ごはんを食べなかったおかげ。
 これまで最低限毎食何かを口にしとくべきやと思ってけっこう頑張って食べ続けていたんやけど、今日は食べていなかった。そのおかげでそれまでずっと続いていた胃のムカつきが一日中治まった。これには、無理して食べても体には良くないことってあるんやなと実感した。


 そこで、体調も良くなってきたので思い切ってBBSの返事させてもらいました。メールはもうすこし待っていてくださいね。

 さらに今日は先生から後押ししてくれるアドバイスもあった。
 『なかなか白血球があがってこない日が続いているけどすごく順調にきているから』
 『さい帯血でもTBIをやっていれば正着不全の心配はほとんどいらないから』
 と不安を吹き飛ばしてくれた(^^)
 生着までもう少し!信じて待っている!

 WBC 20  PLT 1.6万  CRP 0.7  体温 37.8℃
 嘔吐、熱

2006年3月8日(水)
DAY 13  春菊祭

 えっと、、、タイトルは気にしないでください。
 今日も寝起きはあいかわらずヒドイ傾向にあって、一日の中でも嘔吐率の高い時間帯。

 白血球は今日も20。輸血は赤血球と血小板両方。
 気分は今ひとつ優れない。体調はいいけどなんかシャッキリしない日が続いている。

 夕方に気分転換にと姉がマンガを買ってきてくれた。
 今は音の出なくてそれほど頭を使わないマンガが気晴らしにはもってこい。ここがマンガのいいところ。

 ただ欠点も発見。無理をせずにゆっくり読もうと思ってたのに一日で全部読みきってしまった。。。
 それもまたマンガの持つ特徴やねんな〜(・ 3 ・)


 午後になって久しぶりに熱が出始めた。

 夜になるにつれてだんだん上がってきて危ないなと思っていたらしっかり発熱となり、血培(菌を調べる血液検査のこと)もとられて、今日はダウン。

 話は変わるけど、今日は大好きなセンパイの誕生日(^^)
 ほんと病気になってからも凄くお世話になっていて
 やっつぁんを支えてくれている大切な人の一人。

 これから元気になっていく姿をみせてあげたい人。
 今やっつぁんにはそんな人がたくさんいる。この病気になってそんな人がたくさんできた。
 いまは前みたいに盛大に祝ってあげれることができないけど
 元気になってみせることが一番のプレゼントやと思っているから。
 とりあえず今日は言葉だけ! おめでとうございます!

 ついでに!今日はケツメイシの新しいDVDの発売日〜(^^)

 WBC 20  PLT 0.9万  CRP 1.0  体温 38.1℃
 吐き気、発熱

2006年3月7日(火)
DAY 12  晴れ

 今日はよく晴れていて病室は暑いくらいの一日やった。
 外はあんなに晴れているのにここ最近、起きれない・食べれない日々が続いている。。。
 他の移植患者さんから言わせれば前処置の症状も軽くて楽な方らしいけど、やっぱり人間食欲がないと生きている楽しさも半減してしまう。

 今日も調子に乗ってリズムのいい音楽にあわして鼻歌を歌っていたら、突如吐き気に襲われて朝から悶絶。
 欲張りと言われても、食欲が恋しい。

 気分転換に 映画版 『電車男』 のDVDを見た。
 最近の邦画ってパワーがある。なんかいい♪ついつい映画に感動してハマってしまった。これで本・ドラマ・映画の3つを制覇できてよかった。

 白血球はあいかわらず。B型ちゃんのペースに合わせて待っている。


 WBC 20  PLT 2.2万  CRP 1.7  体温 37.2℃
 吐き気、嘔吐

2006年3月6日(月)
DAY 11  順調!

 今日も一日体の調子はよかった。
 歌を歌う元気だって戻ってきた♪でも今日も朝一で もどしてしまった。
 とくに悪いところをあげるとすれば、一日中ベッドからなかなか起きれないことと食欲がないことぐらい。
 ノドの痛みも朝起きたときに乾燥していて痛いぐらいになっている。

 お昼過ぎのシャワーでついに頭がツルッツルになった。
 最近さらに増した脱毛の処理に困っていただけにすっきりできて嬉しかった。
 久しぶりの頭の地肌とのご対面ともなると世界がいっそうする。
 歩くだけでとても風を感じることができる!今まで感じれなかったものが再度確認できる。頭にとって髪って大事やねんなぁ〜

 そういや先生からずっと言われていたことがある。
 『口やノドにかけての粘膜障害とかはない?』
 やっつぁんの場合、全くといっていいほどそんなこと起こっていない。あったとすれば咳をする部分の痛みぐらい。
 ふつう、移植後1週間ぐらいすると口・ノド・胃腸の粘膜障害が起きて口内炎や強い吐き気、下痢に悩まされるらしい。
 そういや下痢もそれほど辛くはない。どうやらこの部分だけは症状が軽くてとても救われている方なんやと思う。
 このまま順調であってほしいな〜

 WBC 20  PLT  4.0  CRP 2.6  体温 36.9℃
 嘔吐、脱毛、火照り感

2006年3月5日(日)
DAY 10  今日で10日目。

 今日で移植から10日がたった。
 10日目というちょっとした節目を迎えてみて、しっかり時間は進んでいることが実感できる。
 でも朝がなかなか起きれない。やっぱり体はまだまだ時間が欲しいらしい(^^)

 今日は一日天気もよく、暖かい日やった。
 免疫抑制剤のサンディミュンのおかげで午前中から暖かくって暖かくって、むしろ暑いくらいに体が火照って寝ていた。
 外は天気でも食欲もなし。
 冷えたポカリだけがいまはおいしい。

 今日の採血結果は
 白血球 10 。先生は 『だいぶ血中濃度が安定してきたから、あとは上がってくるのを待つだけ』 と言いながらニコニコしている。どうやら今まで免疫抑制剤の血中濃度が安定しなくて困っていたらしく、免疫抑制剤がちゃんと効いてくれないと生着しにくいっていう心配があったらしい。ふーん。
 生着してくれるまではずっとガマン比べ。今はいい意味で待ちぼうけ。

 それで今日は、夕方まではずっとウトウトしていたけど
 夜はちゃんと活動していた。

 今日の一番はWBCの1次リーグ・アジア予選の最終戦「日本 対 韓国」!!
 めっちゃいい試合やった〜
 序盤までは完全に日本のペースやったのに、一つのプレーで大きく流れが変わった!
 日本の攻撃、2死満塁の場面で二番西岡が打ったライトの横を抜けそうなライナー。抜ければ日本のワンサイドゲームになってたやろう。。。まさかの韓国のライトの超ビッグなファインプレー!!あれが全てやった。
 日本は惜しくも負けちゃったけど、本選に向けていい課題や経験ができたはず!いい試合が見れてほんとよかった(^^)

 WBC 10  PLT 3.3万  CRP 4.4  体温 37.1℃
 火照り感、ノドの痛み

2006年3月4日(土)
DAY 9  バテ気味

 今日はずっと眠かった。実はきのう頑張りすぎた疲労が出て出て。。。
 まだ2日続けてハッスルというのは今の体にとって無茶みたい。
 だから今日一日はきのうとはうって変わってナマケモノな状態やった。

 食欲も一日でまた逆戻り、ほとんど何も食べなかった。
 でも、体もココロも元気♪
 たしかにずっとベッドに寝転がって過ごしていたけど、DVDやテレビを見るくらいの元気はあった。

 今日の採血結果は
 白血球が 10 。。。
 そう簡単には上がってくれへんか(ー ε ー )
 白血球もほぼゼロみたいなものやから、今日はおとなしくして無理をしない。すこしずつ前を目指すだけ。血小板輸血は今日もあった。

 そういや、きのうから野球の世界大会WBCが始まった!
 今夜も台湾戦があったから夢中になって見入った。日本がんばってる!
 まだまだ問題点を多く抱えた新しい大会やけどサッカーのW杯ぐらいまで発展していって欲しいものや♪

 それと今日は看護婦さんにサッカー日本代表の久保のいいところを存分に教えてあげた。
 看護婦さんはやっつぁんの説明で良さを十分理解してくれて『今度また注目して見てみるわ♪』と言ってもらえた。
 今日もまた一人スポーツの良さを伝えることができて満足した(^−^)
 でも寝る前になんの前触れもなくもどしてしまってちょっと不満足。
 ちょい悪 な締めくくり方やった。


 WBC 10  PLT 2.6万  CRP 8.2  体温 36.8℃
 体力のない疲労、嘔吐

2006年3月3日(金)
DAY 8  気持ち!

 今日の目覚めは久しぶりに良かった♪

 起きてすぐに熱を計ってみると37.1℃の微熱。こんなに長い時間熱が引いてくれたのは数日ぶりのことやった。
 体調はここ最近の中でも特にいい感じ!ずっと続いていたムカつき・発熱・下痢の症状も落ち着いていい傾向!
 なかなか好スタートな一日の始まりにどこか気分も上がってきていた。

 朝ごはん。今日こそはそこそこ食ってやるぞと意気込んで挑んでみたけど、きのう調子に乗って一人で歌を歌っていたせいもあってノドが痛い。。。
 相変わらず食べれない。しかも出てきたのがくるみ入りのパンやったから飲み込むときにノドを引っ掻くように痛みが走る。。。あえなく途中リタイヤ(> _ < )

 そして採血。白血球は 30 とダウン。まあ先生から『白血球は100を越えてきてからじゃないと信用するにはまだ早いからね』と聞いていたからOK!OK!
 このあとに起こる、掃除のおじさんとの出会いがやっつぁんのこれからの体調をかえてしまう重大な出来事となった!!

 毎日一日一回、みんなの部屋の掃除にきてくれているおじさん。
 見た目は寡黙に仕事をこなしてあまり人と会話もしなさそうなやや暗い感じのおじさん。
 最近脱毛が目立ち始めたこともあって、おじさんがそうじ機を使って掃除をし始めた。どうしてもそのことが気になって軽い気持ちで質問をしてみた。
 『このそうじ機の出てくる風って大丈夫なんですか?』 とやっつぁんはやや失礼な言い方で尋ねてみた。すると
 『そんなこと気にしなくても大丈夫ですよ。ちゃんとクリーン専用になっていますからそんなに神経質にならなくてもいいですよ』と。
 続けておじさんは 『それよりも大切なのは患者さんが病気を治したいと思う気持ちの方がよっぽど大切ですよ』
 たしかにそれはわかってた。でも病気になってしまった患者さんにとって治療のことで神経質になってしまうのは当たり前!ついうっかり『わかっていますよ。でも!』と言ってからが元気の扉が開き始めた。
 反論めいたやっつぁんの意見を聞くと、すかさずおじさんは答えを返してきて、急に喋るスピードが増して止まらなくなった!! 
 
マジ!!こんなに喋る人やったん!? ってビックリするぐらい、そりゃあもう。。。f ^_^;

 おじさんは長年医療施設において間接的に関わってきた経験と自身の海外を放浪した旅の経験やずっと信じ求め続けている宗教的な理念をいっしょに交えて、やっつぁんに気持ちの大切さを必死で伝えてきてくれた。

 これにはビックリさせられた!主治医の先生方にも負けないくらいの励ましの言葉の連続!!そして熱い気持ち!今までどこに隠していたん??と聞きたくなるくらいに。
 難点もたくさんあって、話がいつまで経っても終わらないし、思想のコアさが何を言っているかわからないくらいのレベルでひたすら聞かされ続けていく。。。

 でも、おじさんの言いたいことや気持ちは凄い伝わってきた!
 簡単に結論だけ言うと

 ココロから『元気になりたい』と思うことによって人間の体が秘めている潜在能力はどんな薬よりも効果を発揮するものになって、信じられないような奇跡を起こす可能性をもっている。そして、おじさんは今まで何度もそれを目の当たりにして実感してきた!ということを教えてくれた。ちょっと説明するのが難しい。
 よく聞く『病は気から』という言葉がある。それは医療現場に関わった人なら誰しもが体験し、実感させられる言葉。人の生死を分ける時、最後には気持ちがモノを言う。気持ちが折れるのが先か、生きたいという気持ちが最後まで勝ち残るか。
 
医療の中でも決して解明できないこと。それが人の『気持ち』がもつパワー!
 『元気になる!』とつぶやくだけでも自己治癒力や免疫力が上がると言われている言霊のように『気持ち』が作り出すチカラには人間の想像力を遥かに超えたパワーを持っている。
 ほんと不思議なチカラ。
 この時期に改めて気付かせてもらえてほんとうに嬉しかった。。。

 おかげで今日の体調は順調!移植してから群を抜いてすこぶる良かった!!(^ ^)

 おじさんの一言がキッカケとなって大切なことを気付かせてもらえた。
 本当は不安やった。

 頑張って元気になりたいという気持ちはずっと持っていたけど
 いつもどこかで、「移植してもどれくらい持つかなぁ」という悲観的な気持ちを抱いていた。

 理由は、もし再発した時にうまく気持ちの対処ができるように自分の逃げ道を作っておきたかったから。
 だからそれまでに、できることだけはちゃんと済ましておこうと思って、ずっと先のことばかりを気にしながら治療を続けてきた。それが本音やった。


 でも、今は違う!
 この治療で絶対に治してみせるという自分がいる。

 きのう、先生やさい帯血の力を信じると言ったけど、それだけじゃ足りてないってことがわかった!
 自分自身のチカラを信じたい!!
 まず自分を信じないと、他の人を信用してるだけじゃダメなんやと思う。
 だから今は自信をもって言える。
 
 絶対に治る!!


 だからみんなずっと見ててな!
 ここ最近のやたら熱い内容の日記にも付きあってあげてな(^^;

 この日はそれからずっと熱も出ず、食欲も出てきていいことばかりやった。
 なんか体の悪いところなんて吹き飛んでしまった気分!

 ほんと 『気持ち』 があらゆる全てのことを、いい方向へと後押しをしてくれている!


 WBC 30   PLT 3.5万   CRP 15   体温 37.1℃
 食欲回復、気合十分、脱毛、軽いむくみ症状あり、その他異常なし!

みなさまへ

 いつも応援してくれているみなさまへ。

 ここのところ体調の浮き沈みが激しくて日記を書くので精一杯な日々が続いています。
 BBSやメールを送っていただけるのは、やっつぁんの凄い励みになるしチカラになっているまぎれもない事実です!
 ただ今は返信することがとても困難な状態です。
 だから勝手ながらではありますがしばらくBBSとメールの返信は体調が戻るまで休止させていただきます。

 でも、どんなに高熱や吐き気に悩まされてもみなさまの励ましの言葉は
 やっつぁんの気持ちを再び奮いたたせてくれる言葉であるし、やっつぁんに元気を与えてくれる言葉でもあるし、やっつぁんの気持ちを癒してくれる言葉には違いありません!!
 自分で言うのも変な話だけどやっつぁんは頑張ることが大好きで叱咤激励をされて伸びる子なんです!笑
 やっつぁんは 『頑張れ』 という言葉をかけられることが極端に好きです!何度でも効きます!有効期限は今のところありません!
 ちょっと話がそれてしましたが。。。 ということです!!

 この場を借りて、感謝とお詫びの気持ちを伝えさせていただきました。
 元気になったら必ず返事しますね。
 ではでは♪

 やっつぁん 

2006年3月2日(木)
DAY 7  信頼すること

 一日一日がすごく長く感じる。
 こんな気持ちは小学生以来。でもあの頃と決定的に違うのが気持ち。もちろん今は辛い。。。

 今日もあたりまえのように発熱に悩まされる。

 @ 39.5℃ ↓↓ A 36.9℃ ↑↑ B 38.2℃  ↑↑ C 39.1℃  ↓↓ D 38.1℃

 このようにやっつぁんの一日の体温の変化は、極端な上がり下がりの連続を見せてくれている。。。
 もはや素人ではうかつに手の出しようのない株価の乱高下!!
 いつまで続くかわからないこの状況に熱を出し続けている本人もてんてこまい(* *)

 そんな中飛び込んできたプチニュースがあった。
 なんと白血球が 60 に上がったといういい知らせ!!

 でもそれにしては早すぎる!!
 あんまり、ぬか喜びするのもどうかと思って看護士さんに意見を聞いてみたら
 『うーん。。。ノイトロがまだ一つも見当たらないからねぇ』 
 ノイトロとは英語で「好中球」のことを指す。好中球っていうのは白血球の一種で、他の白血球に成長していくための赤ちゃんのようなもの。
 その赤ちゃんがまだ見当たらないから、看護士さんもまだ生着だとは言い切れないらしい。 (゜ o ゜ )へぇ〜
 まぁ、どちらにしても数字が上がったことはG−csf(白血球を上げるための薬)に対する反応がいい証拠♪なんか今から明日の採血が楽しみになってきた!(^ ^)
 そのかわりと言っちゃぁなんやけど、きのう血小板輸血をしたにもかかわらずPLTの値が上がってないらしくあえなく2日連続となる
血小板輸血が入れ込まれた。
 ヘモグロビン値(酸素を全身に送るチカラ)も下がってたから赤血球輸血もした。
 そして、いよいよ脱毛が始まってきた!



 昼過ぎに先生が来てちょっとクギを打たれた。
 実はファンギゾンシロップを毎回きちんと飲んでいなかったことが先生に知れ渡って、それに対するお叱りがあった。。。(> < ; )
 先生は丁寧に薬の大切さを説明してくれて、よっぽど服用するのが困難じゃないかぎり頑張って飲んでくださいと言ってくれた。
 ここのところのウガイはきちんとできているけど、胃のムカつきを理由にファンキゾンを服用することが忘れがちになって甘えている自分がいた。。。深く反省。。。
 そして、先生がさいごに言った言葉がすごく印象的やった。

 『過去に全くウガイをしなかった患者さんを一人だけ知っているけど、、、』
 『その人、亡くなったからね』

 。。。患者さんにとって とても重たい一言。と同時に、本当に患者さんのことを想って言ってくれているからこそ言ってくれた重みのある一言やった。
 患者さんにできることはたくさんある。患者さんにしか出来ない大切なことも同じぐらいたくさんある。
 先生達が本気で患者さんの病気を治したいと思ってくれているのがわかっているかぎり、僕ら患者はその気持ちに応えるためにもただ頑張るしかない。
 いま大事なのは、先生を信頼して一緒になってこの病気を乗り越えるだけ。
 今は先生を信じることができている。
 そして今まさにこの瞬間も、病気と闘っているさい帯血のB型の女の子のチカラを信じるだけ。
 ぜったい元気になってみせるために ただ

 信じている!


 WBC 60 、 PLT 1.3万 、 CRP 13 、 体温 39.5℃
 寒気、発熱、脱毛開始
 

2006年3月1日(水)
DAY 6  生着熱??

 熱が出てから格闘の末、熱が引いた頃には外も明るく朝になっていた。
 それでも朝の体温は38.5℃。気分的に下がったようであってもまだまだ立派な熱。

 昼前に解熱剤を点滴してやっとこさ37.2℃まで下がってくれた。
 とりあえず一安心。

 そして、今日の採血結果を聞いてみるとなんと白血球が 10 !! そりゃぁ熱もでてくるよなぁ。。。
 先生からも、「ついに底に来ましたね」と一言。 CRPも熱が出たせいもあって 3 と高め。
 血小板は1.5万であたりまえのように輸血行われた。

 今の気持ちは、地面を這いつくばってなんとか生きているといった感じ。
 でも幸い、身体的にしんどいところは熱以外は特にない。そこだけは大分救われている方やと思う。

 昨日の夜に血培をとってみて、見事に腸に潜んでいるバイ菌がいたから、感染症の熱だろうとの見解。
 やっつぁんは勝手に、ちょっと早めのさい帯血特有の不明熱『Day 9 Fever』(生着熱!?)やと思って、喜んで受け入れてたのにちょっとガッカリしてしまった。

 夕方になりちょっと気を抜いていたらフトンを蹴とばして寝ていたら、またもや酷い悪寒に襲われた!!(> <)
 そのまま今日最初のフィーバーが始まった。
 今度は熱の原因となっているバイ菌の正体もわかっていたから、バイ菌を狙い撃ちした抗生剤の点滴!!
 今度こそは狙い打ちで対処しているから相当効いてくるやろうとおもっていたけど、就寝前に熱を計ってみて39.0℃と高熱続き。。。
 仕方なく錠剤の解熱剤(ロキソニン)を飲むことに。するとやっとこさ熱が下がってくれてようやく寝ることができた。

 のはずやった。。。


 夜中に第2波が待っていた!(T □ T )
 震えがつづく、落ち着いて全身が熱くなる、しんどい。
 でも、不思議と嫌な感じはせんかった。
 高熱続きに熱自体に慣れてしまったのか、さい帯血が頑張っている熱やから平気なのか、どことなくなぜか心地良かった。

 そしてこの日の発熱との闘いも、朝まで続いてった。


 WBC 10 !! 、 PLT 1.5万 、 CRP 3 、 体温 39.5℃
 高熱、熱から来る頭痛




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