Life with ...

ようこそ。ここは急性リンパ性白血病になった
やっつぁんの日記です。

since 2005.10.13.
Yacchan Diary

2006年 7月

<<前のページ | 次のページ>>
2006年7月31日(月)
DAY 110  効果

 今日は2週間ぶりぐらいに熱が出なかった。ステロイドが良く効いてるのかもしれない。
 食欲も全く食べれなかった状態から何種類かのおかずをつまめる程度にまで戻ってきた。

 7月もさいごの日。とくにすることがなかったのでまずカレンダーを8月に変えてみたら、日にちだけがどんどん過ぎていくようで少し不安になってしまった。
 部屋のみなさんも同じように考えているらしくて月が替わるたびに何か焦りみたいなものを感じて、けっきょく 日にち薬という言葉に落ち着くみたい。みんな同じみたい。
 なるようになるから今はじっくり健康をとり戻すだけ。

 ほんとステロイド増量のおかげでで一日熱が出なくて過ごしやすかった(^^)

 WBC  Hb  PLT  CRP  体温 37.0℃
 頻尿、微熱、吐き気
 輸血なし

2006年7月30日(日)
DAY 109  

 ステロイド増量2日目、ロキソニンを使わずに一日過ごすことができた。
 きょうは昼間こそ若干微熱が出てきたけど解熱剤を使うほどにはならなかった。

 昼間から高校野球の地方大会の中継を見ていたらそのまま夜までテレビにかじり付いてしまって、あっというまに一日がおわった。
 「もったいない」時間の過ごし方をしているような気がする。(滋賀県知事さん!?)
 でももうすこし体調が回復してくるまでひたすら我慢我慢。無理しちゃまた長くなるから元気になるまでじっくり待っている。

 曙がまた派手に負けたらしい。


 WBC  Hb  PLT  CRP  体温 37.3℃
 頻尿、微熱、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月29日(土)
DAY 108  ステロイド増量
 今夜からステロイド剤(プレドニン)の量が増えた。

 今日もいつものように朝からずっと食欲がなくて買ってきたバナナとヨーグルトばっかりの食事が3食も続いてる。
 夕方には熱がしっかり上がって今日も37.9℃を記録する。おかげでロキソニンが連日大活躍している。
 こんな日がもう一週間以上続いているから先生もさいごのできる処置としてステロイド剤の量を上げる指示を出してくれた。さっそく今まで一日朝晩で5mgだったプレドニンが朝晩で20mgに増量になった。増やした結果がどう出てくるかはすぐにはわからないけど期待は大、これでまた元気になると思う。

 きょうの体調は昼からしっかり熱が出て、食事もまともに取れずに、寝る直前に気分が悪くなって吐いてしまった。
 早く良くなってほしい〜


 WBC  Hb  PLT  CRP  体温 37.7℃
 頻尿、微熱、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月28日(金)
DAY 107  点滴

 さいきんあまりにも食事がたべれていなかったので、ついに高カロリー輸注の点滴が始まった。
 これでカロリーや栄養の面で心配することはなくなったけどまた点滴棒との付き合いも始まってしまった。ひさしぶりの点滴棒との再会やけど全然嬉しくなかった。

 熱は今日もMAX37.9℃やった。

 WBC  Hb  PLT  CRP  体温 37.9℃
 頻尿、微熱、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月27日(木)
DAY 106  内視鏡検査

 人生2度目の胃カメラ。
 今回は口からの胃カメラやった。去年入院したときには鼻からやったからある意味初体験。

 昼過ぎからの処置だったので朝からごはん抜き。もともと吐き気のせいで食べれてなかったけど食べてなかったからお腹がベコベコに減って看護師さんとの会話でも泣きが入ってた。
 昼の1時になって呼び出しがかかって胃カメラ出陣!
 さいしょに胃の中の泡をとるドロっとした液体を飲まされた。次にこれまたドロっとした液体の麻酔液を上を向いてノドに4・5分ほど溜め続ける。しっかりとノドが麻酔されたらさいごに胃腸活動を弱める薬を肩に注射されて準備完了。
 ゆっくりと口からカメラが侵入していってすぐに一番の関門となる食道へ、先生に言われるままに思い切ってごっくんしたら後はスルスルーっと入っていった。
 処置中はゲップが出るは出る。苦しかったけど意外に余裕もあって先生の説明を受けながらモニターをずっと見てた。
 胃の中は十二指腸がすこしあれていたぐらいでそれなりにキレイやった。すんなりそのまま終わると思っていたら、念のためにということで2箇所も生検をされてしまった。

 夜には先生の見解が出て、慢性GVHDによる十二指腸炎 で間違いないだろうとのこと。
 とりあえず苦しい思いをしたおかげでちゃんとした診断が出たから一安心した。
 これからの対応としては、もうすこし様子を見てステロイドの増量も検討していくらしい。
 口からの胃カメラの感想は鼻からやるのと比べてのあんまり大差はなかったと思う。どっちにしても苦しかった。

 採血なし  体温 37.9℃
 頻尿、微熱、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月26日(水)
DAY 105  

 少しでも食べれるようにと食事がおかゆ食に変更された。すこしずつ後退していってるけど我慢我慢。
 今日も昼過ぎから熱が出てきて3日連続37.9℃で解熱剤を飲んだ。うまいこと38度台にいっていないから血培を採らなくてすんでいる。

 お隣のW君がいよいよ移植のために個室に部屋移動でしばらくお別れすることになった。
 大部屋に移ってきてから2ヶ月間ずっといっしょに遊んでいたからほんと寂しくなる。でもその反面、これでやっと毎日静かに寝れるぞとホッとしている( ^ ^ ;
 子供の移植は親が24時間つきっきりでいないといけないらしくて、ここの病院では大人が入る無菌室とは全く別の個室で移植をしている。子供の場合回復も早いから一ヵ月後また元気に出てきたらまた遊ぼうと約束してお別れをした。

 夜の回診で先生から「明日胃カメラね!」と告げられた。。。とってもユウウツ。


 WBC 5040  Hb 10.5  PLT 7.0万  CRP 0.6  体温 37.9℃
 頻尿、微熱、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月25日(火)
DAY 104  

 今日もいまひとつ。でも長い梅雨が明けたのか外は久しぶりに晴れていた。

 朝から微熱と吐き気があって病院食は全く食べれず。きのう買ってきてもらったヨーグルトが唯一の救いやった。あとウィダーインゼリーもなかなかお腹に優しい。
 今日はほぼ一日中ベッドに横になってた。

 今日ぐらいで微熱が一週間続いていて、食欲不振に嘔吐アリ、CRPは下がってきていて、サイトメガロは陰性、下痢・血便症状もとくになし ということで先生が次に持ち出してきた検査が 胃カメラ。かなり嫌。
 一応断ってみたけどこのままハッキリしないまま症状が続くようならやるらしい。 いや、絶対にやると思う。。。
 今回の謎の微熱・吐き気症状もまだまだ長いこと続きそうなのがちょっとコワイ。あと一週間たって治るかどうかも怪しいぞ。
 症状としても日に日に少しずつ悪化しているような気がするから長期戦を覚悟しとかないと。

 採血なし  体温 37.9℃
 頻尿、微熱、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月24日(月)
DAY 103

 食欲がどんどんなくなってほとんど食べれなくなってきた。熱よりも吐き気やご飯が食べれない方がつらい。
 移植後は体調が突然崩れたりして自分の体でも調子がつかめなくなる時がある。今がまさにそんな時期。

 すこしでも食べやすい食べ物をと考えて姉にヨーグルトをたくさん買ってきてもらった。棟内フリーになったから売店にもいけない。

 また吐いてしまった。
 夜ごはんも注意して消化のよさそうなそうめんを食べてみたけど、麺類は消化良くなかったみたいであっさり吐いてしまった。
 吐くと気分は楽になるけどお腹がへってたまらへん。。。


 WBC 5250  Hb 10.3  PLT 6.7万  CRP 0.4  体温 37.9℃
 頻尿、微熱、嘔吐、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月23日(日)
DAY 102  後退!?

 いよいよ棟内フリーに後退してしまった(> < )
 ちょっと前まではいよいよ外泊か!とまで言ってたのにここにきて一気に急降下、体調も落ちている。

 熱と吐き気の原因はずっとわかっていないけど、ステロイド剤の減量がきっかけで出てきた慢性GVの可能性が一番高そう。
 そして、この熱 長引きそう。


 採血なし  体温 38.1℃
 頻尿、微熱、吐き気
 採血なし

2006年7月22日(土)
DAY 101  熱にもなんのその

 今日は熱も忘れて小学生の子らといっしょにいっぱい遊んだ。外泊がなくなってしまったこともあって腹いせのように思いっきり遊んだ。
 おかげで夕方から夜までダウン。
 今日も夜に熱が上がってきたせいで血培をした。


 WBC 5470  Hb 10.5  PLT 6.8万  CRP 1.0  体温 38.0℃
 頻尿、微熱、吐き気
 採血なし

2006年7月21日(金)
DAY 100  おかげさまで100日目

 今日で2回目の移植からちょっとした区切りの100日目。でもせっかくのDAY100も体の調子はさんざんやった。

 朝こそは熱も下がってて食事も半分くらい食べれていたけど日が昇ってくるのと共に体温も上昇してきて昼にはぐったりベッドでダウンしていた。
 ダウンしたのは今日予定されていた検査が二つとも午前中に呼ばれたせいもある。
 さいしょは皮膚科受診で、この時から体はフラフラでおぼつかない足取りをしていた。
 診察をうけると先生がやっつぁんの顔をひと目見ただけで顔の肌荒れはマスクかぶれが原因やと診断してくれた。たしかに言われてみればたしかに。。前日にステロイドがどうだこうだと言ってたのになぁ。。。かぶれにも良く効く薬を出してもらって納得して帰っていった。
 病室になんとか戻って疲れて豪快に寝転んだと思ったらすぐにCTの撮影に呼ばれた。
 CTは呼ばれてからが順番が待たされて撮影はあっさり、皮膚科に続いての連続の検査・受診やったから病室に戻った時にはくったくたになってた。


 そのおかげか夕方には熱が38℃を超えたので血培をとるはめに。ここのところ熱が出始めてから毎日一日2回採血をされている。


 夜になってもお腹は空くけれども食欲が全くなくて食事がとれない状況が続いていたので、何か食べやすい食べ物を買いに売店に行ってきたら、帰りに気持ち悪くなって吐いてしまった。
 化学療法もしていないのに吐いてしまうなんてショックやった。。。
 さらに金曜ロードショーのハウルの動く城でベーコンを焼いてるシーンを見ているときにもう一度もどしてしまった。
 そして夜の先生の回診で、あしたから予定されていた外泊が延期にされてしまった。


 今日はほんとボロボロなDAY100やった。

 WBC  Hb  PLT  CRP  体温 38.0℃
 頻尿、微熱、嘔吐、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月20日(木)
DAY 99  くったり

 熱が体力といっしょに食欲も奪っていく。
 食べる前から吐き気があって食べると更に吐き気が増す。食欲がないことが一番ツライ。。。(-  - ;)
 熱の原因はわからないから検査だのみ。
 でも今日に予定されていたCTの検査は順番の都合で明日になった。


 熱とは別に最近、顔の肌荒れが目立ってきていよいよ痛かゆくなってきたから明日、皮膚科受診も行くことになった。先生らの意見はステロイドの減量が時期的にも重なっているからなにかしら原因となっているんだろうとのこと。普通はステロイドが減ったら肌荒れとか治まってくるのになぁ。
 とにかく原因不明の熱は続いている。。。


 WBC  Hb  PLT  CRP  体温 38.1℃
 頻尿、微熱、吐き気、食欲不振
 輸血なし

2006年7月19日(水)
DAY 98  今日も熱

 今日も熱が続いた。CRPもしっかり上がっていて何かの感染症をもらってしまった。週末に予定していた外泊が遠のいていく。。。

 朝から熱があったので肺炎の検査としてレントゲンが入れられて胸部のレントゲンを撮らされた。38℃以上の熱が出たのが久しぶりやったからまいってしまって、外来の放射線科までひーひー言いながらなんとか行ってみた。
 レントゲンの結果は「たぶん大丈夫」とのことやったけど明日CTの検査を入れられた。

 熱が出てつらいけど、ここ最近なんの症状も出ていなかったから先生や看護師さんの見回りに来てくれる回数が増えてちょっと嬉しかった(^^)
 でも元気なことにこしたことはないか。

 WBC 5810  Hb 11.2  PLT 7.6万  CRP 1.1  体温 38.1℃
 頻尿、熱
 輸血なし

2006年7月18日(火)
DAY 97  微熱

 朝起きて鼻と喉の奥にすこーし違和感があった。
 めずらしく朝の検温から微熱があって体調はよくなかった。それでも午前中は元気に廊下歩行は続けていてけっこう体を動かしていた。

 調子が落ちてきたのはお昼過ぎから、微熱症状が出てきてちょっとしんどかったからベッドに横になると微熱が本格的な熱になった。
 無菌室生活以来久しぶりに熱が38℃を超えて、血培をとることに。ロキソニンを飲んだのもほんと久しぶり。
 久しぶりのことだらけで夜まで大人しく寝ていたらそのまま寝てしまった。

 WBC 6560  Hb 10.8  PLT 7.3万  CRP 0.2  体温 38.0℃
 頻尿、熱
 輸血なし

2006年7月17日(月)
DAY 96  

 今日はなかなか精力的に活動した一日。
 朝と夕方のバイクこぎはもちろん廊下の歩行&売店に買い物を繰り返して自分でも感心するくらい動き回っていた。

 今日は読書にもよく励んだ。
 看護師さんに借りてた「龍時」というサッカー小説を1ヶ月以上かけてやっとこさ読み終えた。3部作らしくてまだ1冊目しか読んでいないけどもの凄く表現描写に富んでて日本サッカー界の現状を描いたリアルな作品やと思った。4年前の日韓W杯のときに文庫本として出版されてけっこう話題になったらしい。
 おもしろくて読み応えのある本やった。感想は乏しいけどほんといい作品やった(^^;

 採血なし  体温 37.3℃
 頻尿、微熱
 輸血なし

2006年7月16日(日)
DAY 95  まったり

 今日も平和な日ようびやった。
 朝はW君といっしょに遊んで、昼もまったりと26時間テレビを見て、閉店時間まぎわの売店に買い物にすべり込んで行って、それほど美味しくない病院食を3食たべて とのんびりした病院生活を今日も無事に過ごした。

 ほんと一日過ぎるのが早くなってきている。元気になってきた証拠証拠!

 採血なし  体温 37.4℃
 頻尿、微熱
 輸血ずっとなし

2006年7月15日(土)
DAY 94  

 今日は3連休の一日目、昼過ぎまでは休日に似合ったいい天気やったかと思えば急に大雨になって雷が鳴るほど大崩れする夏らしい天気やった。

 外の世界とは縁がないやっつぁんはきのうに引き続きお隣さんのW君とずっと遊んでいた。今日はボードゲームとタオル取りをして遊んだ。
 タオル取りとはどんな遊びかというと単純にタオルの取り合いをするだけの遊び。でもこの単純な遊びが一番W君は好きみたいで盛り上がって楽しんでくれる。小さい子はやっぱり体を動かす遊びのほうが好きみたい。

 午後には久しぶりな人がやってきてくれた。
 まず友達が面会にきてくれた。今回来てくれた友達にもまたおすすめの最上階の展望室へ案内してそこで今日も長々としゃべった。
 しばらく話し込んでたら陽当たりのよさ(夏の暑さ)に負けて空調のきいた面談室へ戻ることにした。夏の日差しおそるべし。
 つぎに、前回ついてくれた研修医のK先生がきてくれた。どうやら夕方から学会へ行ってやっつぁんの症例をまとめたレポートを発表してくるとのこと。
 そのことに対してなんと反応していいかわからんかったけど久しぶりに会って話ができてよかった(^^)

 今日はあっというまに一日がおわった。とりあえず巨人と楽天の連敗が止まってよかった。

 採血なし  体温 37.1℃
 頻尿
 輸血なし

2006年7月14日(金)
DAY 93  ゲーム

 けさの採血も6時に先生がやってきて病室でダントツ一番の早さやった。
 院内フリーになってから外を歩くようになったからリハビリ運動をテキトーに済ませてたら看護師さんに注意されて、今日は午前中からまじめにバイクマシンに励んだ。
 午後は徹底的に遊んだ。昼ドラの最終回を見て一息をついていたらお隣のW君が「あそぼ」と誘ってきたからいっしょにニンテンドーDSのマリオのゲームで延々とひたすら遊んだ。ずーーーっと対戦をし続けていたらいつの間にか夜ご飯がやってきて今日もあっさりと一日が終わった。
 半日もゲームをしていたから目からくる疲れがひどくて夜は微熱も出てきてずっとぐったりしていた。


 WBC  Hb  PLT  CRP  体温 37.5℃
 頻尿、微熱、目疲れからくる頭痛
 輸血なし

2006年7月13日(木)
DAY 92  微熱
 免疫抑制剤の量が順調に減ってきている。最近は皮疹の症状もほとんど出ていなくて急性GVの心配はしなくてよさそう。移植したさい帯血が体になじんできたらしい。今はプログラフを朝晩に0.2mgずつ飲んでいて0.2mgより少ない量はないから次に減量するときは薬を切る時。
 気持ちとしてはGVL効果を期待してもう少し強くGVが出てもよかったけど薬が切れることは嬉しい。

 順調にきている中ですこし心配なのが毎晩夜になると出てくる原因不明の微熱。
 CRPもとくに上がってないし咳とかが出ているわけでもないから先生は「さい帯血だからね〜」と様子を見るだけ。朝になったらちゃんと熱も下がっているからとくに気にする必要はなさそう。でもやっぱり気になる。
 巨人と楽天が仲良く連敗していることも気になる。


 採血なし  体温 37.4℃
 頻尿、微熱、首の筋違い
 輸血なし

2006年7月12日(水)
DAY 91  インドア

 病院生活も12ヶ月目、そりゃあ入院していたら嫌でもインドア人間になる。
 今日のインドアっぷりはDVD鑑賞につきる。午前中はぐっすり寝て午後からは隣のW君からDVDを借りてみていた。
 今日みたのは「ALWAYS 三丁目の夕日」と「あらしのよるに」の2本。どっちも去年の邦画を代表する作品で映画館に観に行きたかったけど治療で観に行けなかった映画。どっちもホントよかった。こんな平凡な感想しか言えへんけど一日で2つとも観たのがもったいないくらい両方ともいい映画やった。

 一日中たっぷりDVDばっかり見てグウタラ過ごしたのでいい映画を見れて嬉しい反面、まったく運動をしていないからすこし後ろめたい一日やった。

 体調良好、気分はダラダラ。


 WBC 7000  Hb 11.4  PLT 7.8万  CRP (−)  体温 37.3℃
 頻尿、乾燥肌、頭痛
 輸血なし

2006年7月11日(火)
DAY 90  

 今日の活動は午後から。今日もだらしなく昼ごはんまで気持ちよーく寝ていた。
 病院の外では蒸し暑い日が続いているらしい。けどこのクリーン病棟の中は空調が効き過ぎて寒いくらい。面会に来る人らも寒くて上着をかぶってる状態で外との温度変化に体調をくずしかねない。ますます暑い季節になっていく最中で退院しそうやからけっこう心配。来週末ぐらいに予定されている外泊でなんとか慣らしていかないと。

 夜はしっかりと廊下歩行を続けている。自然といっしょに歩くメンバーができたからなんとか習慣づきそう。日々体力増進!


 採血なし  体温 36.9℃
 頻尿、頭痛
 輸血なし

2006年7月10日(月)
DAY 89  歩行

 イタリアが勝ったのに朝からニュースはジダン一色やった。
 病棟外に出れるようになって歩行訓練の距離が大幅に伸びた。
 病棟の入口から出たところからすぐに120mくらいありそうな長〜い廊下があってその廊下がクリーン病棟の患者さんの歩行訓練コースになっている。ためしに2・3往復してみるとすぐに息があがってしまう。もう慣れている患者さんは20分くらいずっと歩き続けていているし、さらには階段にも挑戦している。普段の生活から見れば大したことじゃないけど今のやっつぁんからすればそのおじさんおばさんがかなりパワフルに見える。


 WBC 6960  Hb 11.5  PLT 7.1万  CRP 0.3  体温 37.2℃
 頻尿
 輸血なし

2006年7月9日(日)
DAY 88  面会

 今日も病棟からぬけ出して院内散歩。
 クリーン病棟の面談室はすごく小さい。しかも隣につながっているICUの病棟と共同の面談室になってるから土日なんかはすぐに混み合ってしまう。
 そこで今日は思い切って違う階の面談室(デイルーム)に行ってみることにした。ためしに1階下へ行ってみて衝撃!全然違うかった。何が違うかって言ったら 広い。比べ物にならないくらい十分に広かった。
 用件を済まして少ししんどくなってきたから自分の病室に戻ると体力は今日もあいかわらずで息切れグッタリ状態、帰ってくるやいなやベッドに倒れこんでそのまましばらくベッドと一体化していた。

 夜に高校からの連れがさっそく面会に来てくれた。家族以外の知り合いに会うのが半年振り、せっかくやから最上階の展望室まで行って2時間ほど話した(^^)
 病室に戻ると午前中の行動をリプレイをしているかのようにしばらくベッドと一体化していた。

 すこしずつ体力つけていかなきゃ。

 採血なし  体温 37.0℃
 頻尿、皮疹
 輸血なし

2006年7月8日(土)
DAY 87  院内フリー

 今日から病棟の外へとデビュー。
 ちょうどお向かいのSさんが外泊で帰宅するから見送りついでについて行ってクリーン病棟から出ることにした。
 またすこし世界が広がった。ゆっくりではあるけど着実に前進している。
 Sさんを病院の玄関まで見送ったあとは、院内を大冒険! さいしょに売店にもぐりこんで商品を物色、買い物をするのも実に半年ぶりやった。次に向かったのがこの病院の最上階にある展望室。あいかわらず見晴らしが良くて景色は抜群やった。けっこう自宅が病院から近いから見えるかなぁと思ってずっと遠くのほうを眺めて探していたら顔のあたりがポカポカしてきて、はじめて紫外線をモロに浴びてることに気付いてあわてて病室に戻った。油断禁物。
 病室に帰ってくると疲れてすぐにベッドに寝転んでそのまま1時間ほど固まってた。病棟の外に慣れるまでにはしばらく時間がかかりそう。毎日がリハビリリハビリ。


 採血なし  体温 37.0℃
 頻尿、皮疹
 輸血なし

2006年7月7日(金)
DAY 86  七夕

 今年の七夕も曇り空。天気こそよくなかったけど今日は夜にいい知らせがあった。
 昼間はリハビリやみんなと遊んだりして過ごしているとあっという間に時間が経つ。ここ最近一日がおわるのがすごく早く感じる。毎日やっていることを当たり前のようにやっていたらすぐに夜になってしまう。これは元気になってきた証拠なのか4人部屋マジックなのか。。。日にちだけが着実に過ぎてく。

 夜に先生が回診にきて、今日のカンファレンスで決まった指示を教えてくれた。
 『今日の採血結果でCRPが下がっていたので。。。明日から院内フリーです!』
 いい知らせがやってきたぁぁ(T □ T )))
 院内フリーっていうのはね、病院の中なら人ごみさえ避けたらどこへ行ってもいいよっていう指示なんだよ。
 これで面談室にも出て行けるから友達と面会もできるようになる!みんなに会えるのは半年ちかく振り。
 短冊には食べ物のことしか書いてなかったけど願いがかなった一日やった。

 WBC  Hb  PLT  CRP  体温 37.4℃
 頻尿、皮疹
 輸血なし

2006年7月6日(木)
DAY 85  

 入院生活において一番強く出てくる欲求は 食欲!ということで病室全員一致で意見がそろった。
 おいしいものが食べたい。ただそれだけ。テレビのグルメ・料理関係の番組が視聴率をとれる理由がよくわかった。街中に飲食店があんなにいっぱいあるのも理由はいっしょ。 人間やっぱりいつでも「食」は欠かせないんやね。
 それで今日、ずっと食べたかった 焼きそばパンを食べることができた(^^) これも低菌食が解除になったおかげ。久しぶりの焼きそばパンはとっても優しい味やった。

 明日の七夕の短冊にはみんなの願い おいしいものがいっぱい食べられますように と書いておいた。

 採血なし  体温 37.1℃
 頻尿、皮疹
 輸血なし

2006年7月5日(水)
DAY 84  感心

 この病棟の患者さんの朝一番の仕事は体重を計ること。
 けさもいつもどおりに起きてすぐに詰め所の前においてある体重計に体重を計りに行くと、朝から感心させられたことがあった。詰め所の中をのぞくと2人の看護婦さんの他にもう一人先生らしき人が見えた。時間はまだ朝の6時半、こんなに朝早くに先生がいるなんて珍しい。よく見てみると自分を担当してくれてる研修医のR先生やった。先生もこっちに気付いて話に来てくれたから何か調べごとで病院に泊ったのかと思って尋ねてみると 「今日は6時に来ました」「早く来たほうが仕事がはかどるから」と答えが返ってきた。すごい!すごすぎる。。。いつ寝るの?と思いつつもR先生のまじめさに感心させられた。
 すると先生は言葉どおり患者さん(やっつぁん)が起きているとわかるとすぐに病室にやってきて採血をしにきた。まだ7時にもなっていなくて部屋のみんなはもちろんまだ寝ている時間。早い!この病院に来て一番早い時間の採血やった。しかも、すごい騒がしい!R先生はみんなが寝ているのをおかまいなしに音をたてまくって採血をやりとおした。
 今日だけでR先生のキャラがだいぶわかった。まじめな先生やけどいろんなところでヌケている。これからも楽しみな先生や(^^)

 今日の採血結果でCRPが少し上がっていた。血小板も下がっている。きのうの微熱症状の原因?上がったのはほんの少しやけど今週何も問題なく過ごせたら週末にも「院内フリー」になるだけにちょっと気がかり。。。
 先生には次の採血でも上がっていたら院内フリーが延期になるよと言われてしまった。道のりはまだまだ長いかも。

 WBC 7910  Hb 11.4  PLT 7.3万  CRP 0.4  体温 37.1℃
 頻尿、皮疹、頭痛、ダルさ
 輸血なし

2006年7月4日(火)
DAY 83  マルク

 今日は午前中から4週間ぶりのマルク。
 朝の検温をしてから処置までしばらく時間があったので折り紙をおってなんとなく気を紛らわしていた。何度やっても慣れないもの。
 今日のマルクをしてくれたのはこの前ルンバールをサラリとこなしたS先生。いつも的確・迅速に処置をしてくれるから今回も安心してマルクをうけた。でも今回はいつもどおりじゃなかった。
 麻酔をさす前から体を触られるだけでコソばったくてじっとしていられなくて、とにかく感覚が過敏になっていた。麻酔もマルク針が刺されるときもいつも以上に痛かった。骨髄を抜く時はとくに痛かった(> <) 3回抜いてまともに採れたのが1回だけでなかなかの難産マルクやった。
 それからは腰の痛みもあったから一日じっと大人しくしていた。

 夜はずっと寝たきりでいたせいか体が重たく感じて、毎日夜になると出ていた微熱が本格的な微熱症状になってきてダウン。
 軽い頭痛に悩まされてそのまま寝ることにした。


 採血なし  体温 37.3℃
 頻尿、皮疹、頭痛、ダルさ
 輸血なし

2006年7月3日(月)
DAY 82  どしゃぶり

 きのう12時まで起きていたら夜中にまさかの頻尿ラッシュが加わって、今日の午前中は朝の検温がおわってからすっかり爆睡状態。

 昼ごはんがやってくるのと同時に目が覚めて今日も午後から一日がスタートしたようなもの。
 リハビリトレーニングは一日2回を目標にしているから午前が完全に潰れてしまった今日みたいな日は昼と夜にすることになる。昼間のバイクマシンは大人気、最近いろんな人がリハビリをしているからなかなか空いていない。小まめに空いてるかチェックし続けてなんとかバイクを獲得。いつもそんな感じ。
 リハビリをやり始めると外の天気がもの凄く悪くなってきた。あっというまに外の景色が真っ暗になったかと思ったらどしゃ降りの大雨とバリバリの雷がやってきて、小一時間くらいかなりのやんちゃをして過ぎ去っていった。クリーンな病棟の中にいても相当すごい音の雨風雷やったから外はとんでもなかったに違いない。。。今日の関西地区の夕方の配達業のみなさん本当にご苦労さまでした。
 夜のリハビリは朝と昼と違ってバイクががら空きなのでゆっくりマイペースにできた。

 外は雨で大変やったけど半年以上 長いこと肌で雨風を感じていないからすこし雨に打たれてみたいなぁとも思った。

 WBC 7790  Hb 10.3  PLT 7.4万  CRP (−)  体温 37.2℃
 頻尿、皮疹・かゆみ
 輸血なし

2006年7月2日(日)
DAY 81  おりがみ

 けさはサッカーのおかげで寝不足。2試合ともうまい具合にトイレのおかげでおいしいところだけ見れて全部の得点シーンだけはおさえれた。勝つと思ってたイングランドとブラジルがそろって負けるから朝から衝撃やった。このままルイス・フェリペ監督の連勝記録はどこまで続くんやろうか、、、ジダンのプレーがあと2試合見れるのも楽しみ(^^)
 さっきも言ったけどサッカーのおかげで寝不足。でも一日昼寝をすることなく頑張って過ごした。

 昼間は本当にやることがなかったので手先の運動になると思って、ついつい折り紙に熱中した。
 見事作り上げた作品は、カエル、ニワトリ、ひよこ、ツバメ、くじゃく、ヤドカリ、紙風船、百面相、カードケースと、いろいろ作って遊んだ。これがけっこう集中力と神経を使う遊びでリハビリ運動よりもクタクタになってしまった。昼間はずっと折り紙にはまってたから今日のバイクマシンは夜に後回しやった。

 採血なし  体温 36.9℃
 頻尿、皮疹・かゆみ
 輸血なし

2006年7月1日(土)
DAY 80  低菌食脱出!

 今日から食事制限のランクがあがって低菌食から一般常食に変わった。
 今まで食べていた病院食はお皿一つ一つにラップがかかっていて一度レンジでチンされて出てきていて、漬物やサラダなどの加熱調理していないものは出てこなかった。夜ごはんでさっそくキュウリの漬物が出てきてちょっと感動やった。
 持ち込みの食品もインスタントとレトルトと冷凍食品だけやったけど、家で調理してきたものも2時間以内ならOKやしコンビニのパンやおにぎりも食べてよくなった。生ものやグレープフルーツなどのいくつかはまだまだ食べちゃダメやけどほとんどの食べ物は食べれるようになってずいぶん幅が広がった(^^)いいこといいこと♪

 7月に月がかわって新しい研修医の先生がやってきた。
 引継ぎでK先生が新しい先生といっしょに来てくれてこれで本当にさいご。さいごにもっと話したかったけど新しい先生を紹介してくれると先生はサラッと先に去っていった。ちょっと驚いた、でもK先生らしかった。
 新しい先生は台湾出身のR先生、40とまでは言わないものの30代後半ぐらいのお年だと思う。先生を見たみんなはMr.オクレさんに似ていると言うけどもっと上品で優くて感じのよさそうな先生。

 月が替わると新しい試みも始まった。今日から寝るときにベッド横においていた蓄尿器をなくして夜中トイレに頑張って行くことになった。
 今でもずっと頻尿症状は続いていて夜中だけでも寝ているときに4・5回はおしっこで目が覚める。そばに蓄尿器がなくなるのはやっぱりつらい。でも大変そうやけど何事も前進、チャレンジしていかないと前には進まない。今日から頑張る、7月からが巻き返し!

 WBC 7830  Hb 11.1  PLT 8.4万  CRP (−)  体温 37.2℃
 頻尿、皮疹・かゆみ
 輸血なし




 過去の日記

2005年

 10月

 11月
 12月
2006年
 1月
 2月
 3月
 4月

 5月

 6月
 7月
 8月
inserted by FC2 system