HOME  体験記  Diary -現在-  BBS  リンク



寛解導入療法3  キロサイド大量療法



 今回の化学療法はけっこうなパワーを持っていた。
キロサイド大量療法(Ara-c大量療法)。


 前回キロサイドを使用した化学療法がすこし効き目を現したので今回はこの勢いで一気に叩くためにもキロサイド大量療法を用いることになった。


 キロサイド大量療法ってなんやろうと思い、調べてみたら
 シタラビン(キロサイド)大量療法 : 再発または難治の急性白血病などの疾患に適用

 と難しそうなホームページに書いてあった。 やっぱりやっつぁんの病気は治るの難しい部類になっちゃったんやね。。。
(予後不良因子)
 急性白血病にはいずれの因子があると完治するのが困難になるっていう意味。
 初診時白血球の異常増多・抗がん剤に対する反応が鈍い・染色体異常・35歳以上 など
 急性リンパ性の場合これらの因子をもつ患者さんは第1寛解期に移植を行ったほうが良いと考えられている。
                                    (難しそうな本より)


 ふ〜ん、やっつぁんの場合、法則2に当てはまるから(予後不良因子にて)、だから先生は骨髄移植を勧めるんやなぁ (・ ε ・ ) ...



 使用した抗がん剤は、キロサイド・ノバントロン

 今回の治療でとくに今までと変わっていたところが、1日4回の目薬! フルメトロンという目薬で目の炎症予防のためにするらしい。点す(さす)ときにどうしても目と一緒に口があいてしまう。。 く゜(゜゜ )  これだけは直しようがなかった。。。
 毎回治療になると一日2〜3Lの点滴が打たれるから体が水っぽくなってなんか気持ち悪い。同時に食欲もなくなってしまう。
 治療3日目にそれはやってきた。真打ち登場! 名前は 
ノバントロン(抗がん剤) これまた覚えにくそうな名前の薬が出てきて、その力を発揮した。色は今度は真っ青
 驚いたのがその副作用やった!キロサイドも併せてツインバズーカーになって吐き気倍増!!
 晩飯激マズ。。。食欲が一気に落ちた、、、でも泣きながら全部食べたで!みんな食べ物は粗末にしたあかんで。
 明日もこの薬がやってくると思ったら
So Blue ..(T−T ;)
 とにかく夕方に打つ吐き気止めがちょうど切れてくる朝方が一番ツライ。。

 この日阪神対ロッテの日本シリーズが開幕!初戦で10−1とロッテが圧勝してシリーズ初の7回濃霧コールドゲームとなった。その次の日も10−0の完封でロッテ!一日休みを挟んで甲子園での3戦目も10−1でロッテ!4戦目も3−2でロッテ!終わってみたら得点33−4 でロッテの4連勝でシリーズは あっという間に終わってしまった。。。つらい辛過ぎる。。 

でもそうでもなかった!!
ロッテのチームバランスの良さ・監督ボビーの起用方法・25番目の野手と称された熱いファン・若い選手のハツラツとしたプレーと活躍 いずれをとっても野球の醍醐味を存分に魅せてくれたいい野球が見れてほんとよかった!! いいとこなしやった阪神には今回みたいにリーグ優勝に驕る(おごる)ことなくまた来年以降に期待したい!絶対にいい野球ができるだけ力を持ってるし・それだけのチームになれたと思うし・何よりあれだけの熱い熱いファンがついてるねんから!!!!(その中の一人のつもり)


 ちょっと話が野球のことに反れてしまったけど、入院中のスポーツによる感動は、周囲の人たちからの励ましに匹敵するぐらいの凄いパワーを持ってると思うし、入院中やっつぁんの中でこれはかなり重要やった。他には音楽を聴いての感動・本読んでの感動・映画(DVD)を観た時の感動・外出した時おいしいモノ食べての感動・周りのひとのめでたい話に感動・人の優しさに触れて感動 などなど
 こんな風に色々なことに感動してふつうの生活に近い生活をしていると実感することで、つらい治療を頑張る気力をつけているんやと思う。
 これはひょっとしたら、ふだんいろんな出来事に立ち会っているはずやのに、日常の忙しさでゆっくり感じることができなかったことを、今、凄い勢いで経験できているんかも知れへん。
 まあこんな風にいろいろ考えても、この病気が治って大分時間経ってみないとわからんことばっかりやけどな(^−^; )



 白血球が下がってきた。いつもこの頃が一番体調と気持ちが悪くなる、だる〜くなる感じ。
 点滴が終わってから副作用で肌の乾燥&敏感さがハンパなくやってきてむっちゃ体中がかゆいかゆい!掻きだすと止まらんようになるからひたすら我慢。昔、人の欲求は8秒経ったら治まるって聞いたことがある!だから我慢! 
 ん!?睡眠欲とかは8秒経ったらよけい眠いぞ!  デマカセでもいいからひたすら我慢!!
 痒かった部分が次の日になると真っ赤になった!
全身が真っ赤になって大変!なんか日に焼けたというか肌が被爆したような色になって心配になった。 先生は「キロサイドが原因かはわからないけど、移植した後のGVHDはこれよりスゴイよ」 やって。これにはプレドニンを服用して落ち着くまで悩まされた。かゆいー!(T Д T ;)

 バレンタイン監督が胴上げされた日に、看護師のNさんが秋のイメチェンとばかりにパーマをあててきた!今までいじって楽しませてくれるキャラやのにその日は女性になってた!キレイになってたから誉めたのに素直に喜んでくれんところがNさんらしかった。



 骨髄バンクの同意書と関係書類を提出した。これで骨髄移植のドナー探しが始まる。
 この日、白血球が200になってクリーンルームに変わった。



 11月の1日。いよいよこのホームページを世に公開する日がやってきた!さあ立ち上げるぞと思ってから丸2日間かけてこの市民病院で立ち上げきった! これからはこの病気の世間での認知に努めて日々勉強・のんびりと更新を目指して徐々に大きくしていきたいと思います! 平成17年11月1日 
 先生の見解では「今回のキロサイド大量療法は今までよりかなり強めの化学療法なので
クリーンが明けるのは2〜3週間はかかるでしょう」「2回目の化学療法では、白血病細胞がすごい若い段階で生まれているので骨髄性の治療でよく使う抗がん剤を試してみたところそこそこの反応(効き目)があったので、今回の治療も大ハズレということはないでしょう」とのこと。 先生は遠まわしで不安要素を踏まえた上でしか説明してくれんけど(たぶん簡単に問題ナシに言えないだけ)、期待してください!というコトと勝手に捉えて先生に完全に身をまかしていた。


 クリーンはぴったし1週間であけた。先生はスピード出所に笑ってた。
 いやぁ若いってスゴイなぁ(゜∀゜ )
 白血球は4000まで上がっててその週の週末には外泊していいよ♪やって。



 あまりにもクリーンが明けるのが早かったから友達と遊ぶ約束するヒマもなくて一気にヒマになった!仕方ないから姉を呼び出して、病院前のお好み焼屋にササッと昼飯を食べに出かけた。外食は何でもウマイ!
 週末外泊ができた。今度は友達と前もって約束したから思う存分遊んできた。なんばパークス、京都をぐるっとめぐって来て、晩飯にバイト先の焼肉屋に食べに行った。前回以上にみんなをビックリさせれてほんま大成功やった!その後パン屋にも顔を出してみた。次の日もたくさん友達に会えて楽しかった。
 この時正直一番弱っていた。夜も遅くなって、顔出しに行くのはまた今度にしようと思っていた。自分でそう決めたはずやのに急におもった、今度っていつやろ?
 ...『今度』って言葉が一気につらくなって、そんなことも保障できへん身になってんやなぁて一人で考えてたらとてもじゃないけどそのまま寝る気になんかなれんかった。すぐに家を出てた。今は、できることがあったら今すぐにやっておきたい、みんなに会えるんなら今会っておきたい。その気持ちだけでやっぱりみんなに会いに行っていた。




 外泊が楽しすぎて病院に戻るのがもったいないと思いながらもしぶしぶ病院に戻ると次の日に即行でマルクをした。
 午後に結果が出た!先生が
「寛解と診ていいでしょう!」と一言。それだけで十分やった!完全寛解(CR)やんかぁ!!!! 治療してきたけどずっと効いてるかわからんかったし、先生には「ビクともしないです」って説明受けてきたから、素直に嬉しかった(T□T )
 でもまだ安心はできんかった。やっつぁんはふつうの順調な患者さんより寛解が遅いという悪い要因を持ってるから、移植は絶対に必要やしこの状態を維持するために移植までの間今までどおり化学療法を続けないとあかんから、今一度気を引き締められる思いやった。


  闘病記TOP  

‐5‐

 


inserted by FC2 system